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第24回三島由紀夫賞は今村夏子『こちらあみ子』、第24回山本周五郎賞は窪美澄『ふがいない僕は空を見た』に決定!  

1 名前: ◆GinGaOoo.. @銀河φ ★[sage] 投稿日:2011/05/17(火) 19:59:17.19 ID:???0
三島賞は今村夏子『こちらあみ子』、山本周五郎賞は窪美澄『ふがいない僕は空を見た』に決定!

第24回三島由紀夫賞受賞作品発表
今村夏子『こちらあみ子』(筑摩書房刊)に決定しました。

窪美澄『ふがいない僕は空を見た』が第24回山本周五郎賞受賞!
第24回山本周五郎賞作品は、窪美澄『ふがいない僕は空を見た』(新潮社刊)に決定しました。

■ソース:新潮社ニュース 2011/05/17
http://www.shinchosha.co.jp/news/

■第24回三島由紀夫賞候補作
『海と川の匂い』 伊佐山ひろ子 (リトルモア 2010年6月刊)
『アナーキー・イン・ザ・JP』 中森明夫 (新潮社 2010年9月刊)
『神的批評』 大澤信亮 (新潮社 2010年10月刊)
『こちらあみ子』 今村夏子 (筑摩書房 2011年1月刊)
『ビリジアン』 柴崎友香 (毎日新聞社 2011年2月刊)
「ぬるい毒」 本谷有希子 (「新潮」 2011年3月号)

選考委員:小川洋子、川上弘美、辻原登、平野啓一郎、町田康

■第24回山本周五郎賞候補作
『ふがいない僕は空を見た』 窪美澄 (新潮社 2010年7月刊)
『下町ロケット』 池井戸潤 (小学館 2010年11月刊)
『折れた竜骨』 米澤穂信 (東京創元社 2010年11月刊)
『民宿雪国』 樋口毅宏 (祥伝社 2010年12月刊)
『本日は大安なり』 辻村深月 (角川書店 2011年2月刊)
『ちょちょら』 畠中恵 (新潮社 2011年3月刊)

選考委員:浅田次郎、北村薫、小池真理子、重松清、篠田節子

三島由紀夫賞|新潮社
http://www.shinchosha.co.jp/prizes/mishimasho/
山本周五郎賞|新潮社
http://www.shinchosha.co.jp/prizes/yamamotosho/

第24回 三島由紀夫賞・山本周五郎賞 選考結果発表・受賞者記者会見
http://live.nicovideo.jp/watch/lv49571993


こちらあみ子こちらあみ子
(2011/01/10)
今村 夏子

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ふがいない僕は空を見たふがいない僕は空を見た
(2010/07)
窪 美澄

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9 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/05/17(火) 20:09:32.43 ID:SZ0ajb9z0
ふがいない~はマジで名作だった。
何故、本屋大賞獲れなかったのか。
本屋さんは馬鹿なのか。


16 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/05/17(火) 20:59:56.85 ID:y75d06pZ0
賞金百万か
安いなあ


17 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/05/17(火) 21:14:29.17 ID:doLyYhVP0
ニコ動見てた人に聞きたいんだけど、「ふがいない~」以外の作は
どんな感じで評価されてたの?
この作品は次点だった、これはボロカスだったって感じで教えて。



20 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/05/18(水) 01:57:34.37 ID:IC//Lci00 [1/7]
>>17
『海と川の匂い』 伊佐山ひろ子 (リトルモア 2010年6月刊)
>グループ魂で歌われたことで有名。雰囲気がよい
『アナーキー・イン・ザ・JP』 中森明夫 (新潮社 2010年9月刊)
>良くも悪くも中森明夫の作品。めった斬りでは編集長の推しも予想して本命
『神的批評』 大澤信亮 (新潮社 2010年10月刊)
>批評だが、私小説的に読んでもおもしろい。批評と小説の二作で受賞するのではないかと予想していた
『こちらあみ子』 今村夏子 (筑摩書房 2011年1月刊)
>太宰治賞の新人。すごいと太鼓判。すぐ芥川賞とるとも
『ビリジアン』 柴崎友香 (毎日新聞社 2011年2月刊)
>文章力や特に比喩に定評あり
「ぬるい毒」 本谷有希子 (「新潮」 2011年3月号)
>女性の自意識を辛辣に描いている。今回はそれを笑う要素がなく、それが吉と出るか凶と出るか


選考発表は町田康

■第24回山本周五郎賞候補作
『ふがいない僕は空を見た』 窪美澄 (新潮社 2010年7月刊)
>本屋大賞二位。でも一次選考から上昇したダークホース。文句なくおもしろいと太鼓判
『下町ロケット』 池井戸潤 (小学館 2010年11月刊)
>企業小説。安定した作風でとくに印象なし
『折れた竜骨』 米澤穂信 (東京創元社 2010年11月刊)
>確かこれが対抗。
『民宿雪国』 樋口毅宏 (祥伝社 2010年12月刊)
>評判はいいが豊崎はとにかく嫌っていた
『本日は大安なり』 辻村深月 (角川書店 2011年2月刊)
>メフィスト賞出身作家
『ちょちょら』 畠中恵 (新潮社 2011年3月刊)
>「しゃばけ」の人。ファンタジー賞出身



21 名前:20[sage] 投稿日:2011/05/18(水) 02:03:06.51 ID:IC//Lci00 [2/7]
山本周五郎賞はあまり興味がないのでうろ覚えだけど
『ふがいない僕は空を見た』はデビュー作ということもありあまり受賞の可能性は考えていなかった
(エンタメ賞は中堅に与えることが多いので)
手堅いところなら畠中恵、対抗で米澤穂信
ちょっと色気をだしたら樋口毅宏
(前述のとおり豊崎は批判。「プロットだけでドラマがない。キャラと会話だけで引っ張るのが雑」とのこと)


22 名前:20[sage] 投稿日:2011/05/18(水) 02:10:50.15 ID:IC//Lci00 [3/7]
山本賞は重松清が発表。
「最初に『ふがいない僕は空を見た』は全員Oがついた。
次にXXX(失念)と樋口毅宏が並んで、二作受賞の案もあったが
とにかくこれはずば抜けてる。じゃあこれ一作で良いのではということで決まった」
その前の三島賞の町田康会見が面白すぎたのでなんか印象が薄いw


23 名前:20[sage] 投稿日:2011/05/18(水) 02:19:05.80 ID:IC//Lci00 [4/7]
三島賞は町田が発表
選考は最初に中森明夫と伊佐山ひろ子(?うろ覚え)が外れ
残り4作で考えたところ、今村夏子を推す声があり決定
本谷有希子は文章に雑なところがあるという指摘
大澤信亮は引用の跳び方が散漫ではないかという批判(北大路魯山人の批評は良いという声もあった)
伊佐山ひろ子と柴崎友香は文章がうまく、「ムードはいいが、そのムードを描くだけで終わってしまっているのではないか」という声
中森明夫は、設定や構造に難があり(町田曰く「チャチぃ」)面白いところはあるが、
そのおもしろさが「小説のおもしろさ」ではないところにある。とのこと
町田当人も今村夏子を推していたようで、記者の質問にほとんど擁護するような形で回答していた


24 名前:20[sage] 投稿日:2011/05/18(水) 02:24:56.83 ID:IC//Lci00 [5/7]
今回の受賞者は、ともにデビュー作かつ大手新人賞ではないところからの選出
(Rー18文学賞という官能小説系と、太宰治賞はちくまと三鷹市が共同開催の地方賞)
かつ受賞作の短編から、続編を書き足して長編にまとめ上げる新人離れした筆力を賞賛
保守的な芥川直木に比べ「尖っている」とほめていた


25 名前:20[] 投稿日:2011/05/18(水) 02:34:04.04 ID:IC//Lci00 [6/7]
個人的には最近「俺たちがベストセラーのカギを握っている」といわんばかりの
書店員が妙に前に出がちで、かつ投票者が増えたことで作品を品評する目のない書店員が
安易なベストセラーに投票し元々のコンセプトとずれてきている本屋大賞に
(今年の受賞は、作家が地元の書店に挨拶巡りをして、その票の後押しが結果になったらしい
そのことの是非は問わないが(キャンペーンとして両方の得にはなるし)
カウンターを食らわせる形になったのが痛快だった


26 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/05/18(水) 03:00:56.97 ID:Ejy/XArV0 [1/5]
三島由紀夫賞、町田康の会見冒頭

 「第二十四回三島由紀夫賞、『こちらあみ子』今村夏子が受賞になりました。選考経過ですけど
5作のうち最初の投票で中森明夫さんの『アナーキー・イン・ザ・JP』と『海と川の匂い』が外れまして、
それからさらに議論を進めて『こちらあみ子』と柴崎友香さん『ビリジアン』の2作に絞られました。
それぞれ非常に強く推す選考委員がいて、所謂票が割れたような形になって、そうとう議論しました。」


27 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/05/18(水) 03:04:16.45 ID:Ejy/XArV0 [2/5]
 「『ビリジアン』に対しての肯定的な評価というのは「一見整理されてるようだが裏側から見たら非常に
精緻な織物のような表現がなされている」、あるいは「この文体というのはひとつの達成であろう」とか、
「色々なものがバラバラに配置されながらひとつの統一的な世界を描いている」
「物語で物事を語ろうとしていない」「瞬間の連なりで世界を描いて見事である」という意見がある一方で、
非常にこう「読んでいて途中で飽きてしまう」「作者に対する関心に依存しすぎじゃないか」
「他人のアルバムを見ているような印象がある」というような否定的な意見がありました。
それからひとつの小説のこれは短編、もの凄い短いものがたくさん入ってるんですが、
ある定型的な技法に頼りすぎて書いてるんじゃないか、器の中に流し込むようにして書いてるんじゃないか、
文章自動生成装置が出来てるような印象があるという意見もありました」


28 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/05/18(水) 03:05:55.59 ID:Ejy/XArV0 [3/5]
 「一方、受賞作となった『こちらあみ子』ですが、肯定的な意見としては「あみ子という少女の存在感が圧倒的である」
「あみ子の世界が何も象徴せず思わせぶりな主題がないところがよい」「あみ子の視点から描かれて、読者に
あらかじめ開示されない事がありながら小説の緊張感を保って最後まで小説が進んでいく、そこが素晴らしい」、
あるいはもうこれは文句なしに素晴らしい…この小説はもともと「あたらしい娘」というタイトルだったんですが、
今の時代、ここにはあみ子ってのは非常に苦しい困難な状況を生きてる少女なんですが、
今の時代を生きる人間の困難を体験しながら、さらにその向こうに突き抜けた人間の像が描かれてるんじゃないか、
「あたらしい娘」というタイトルはその事を表してるんじゃないかというよな意見もある一方で、


29 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/05/18(水) 03:07:22.90 ID:Ejy/XArV0 [4/5]
否定的な意見としては「非常に図式的構造的である。図式的構造的であるところが物足りなく、
ああなんかつくったなという印象がある」と、あるいは「これは作者が非常にこの社会的な弱者を描いてるわけですが、
社会的な弱者を描いているのは非常に上手くは書けているんだが、社会的な弱者を描いている所というのは
この作者の得意とするところではないのかと、その得意とするところ以外の事を書いた場合どうなるんだろうか、
そこのところを見極めたいという意見なので受賞には慎重である」という意見があり、
また「いまの社会を感じない」という議論もありました。


30 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/05/18(水) 03:08:57.55 ID:Ejy/XArV0 [5/5]
あと表題作が「こちらあみ子」でもう1作品「ピクニック」という作品が入っているんですが、
「ピクニック」は良いが「こちらあみ子」はいまひとつ面白くないという意見もありました。
それでかなりずっと議論したんですが、最終的に投票の結果ですね、
『こちらあみ子』が受賞作となりました。以上でございます。」

>>26-30

Lv低くてレスわけちゃってごめん!






元スレURL:http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1305629957/
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[ 2011/05/18 10:06 ] その他文学 | TB(0) | CM(1)
W受賞ってそんなに簡単に取れるもんなの?
って思う人が出てこない事を祈る。
というか、なんでこんな事になったのか、理由を取り上げてる
サイトもあり。
http://www.birthday-energy.co.jp/ido_syukusaijitu.htm

タイトル変更は、その時期がちょうどダメな時期だったらしい。
ちょっと悲しいな・・・。
[ 2011/06/19 23:22 ] [ 編集 ]
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