ヘッドライン
ヘッドライン




スポンサーサイト  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

MYSCON12に参加しました  

11月2~3日にかけて行われたイベントMYSCON12に参加してきました。

今年は例年に比べて参加者が著しく少なく、何とも寂しいことでしたが、企画に関していえば充実していたように思います。
参加者は少ないとはいえ、インタビューの 青崎有吾の他に乾くるみ、霧舎巧、浅暮三文という先生方も来られておりました。

なお、会場となった鳳明館森川別館では架空戦記小説のコンベンション「IFCON」も開催されてた模様。
「架空戦記とミステリ、両方を手掛けた作家といえば霧島那智=若桜木虔がおるなあ。ここはひとつ、タバスコシャワー的な話で交流でも深めるか」と思いつくも、チキンな管理人、実行できず。



まずは青崎有吾インタビューからスタート。印象に残っていることを順不同に。

・大学在学中にデビュー。2作目も在学中、しかも就活期間中に書きあげた。
・執筆にあたって、(編集者以外の)第三者に読んでもらうことはない。
・好きな作家はクイーン、作品は『フランス白粉の謎』。
・インタビュアー蔓葉氏「二作目の水車館は……」「水族館や」。
・『体育館の殺人』の舞台は母校、執筆にあたって改めて取材はしていないが、イラストレーターがロケに行き、教師にばれる。「君がうちの学校で人を殺すとは思わなかったよ」
好きなユリミスは?「『Jの神話です』!!」

Jの神話 (文春文庫)Jの神話 (文春文庫)
(2008/11/07)
乾 くるみ

商品詳細を見る

編集者に「制服を出せ!」と言われる。(蔓葉氏「いい編集ですね」)
・執筆速度は3~4ヶ月に1冊。計算上は年3、4冊出ることになる。(出るとは言っていない)
・文庫化にあたってネタに注釈をつけようと考えたが、それも無粋だと断念する。
・ライバルとして意識している若手は? (冗談ぽく)「森川智喜」
・長編シリーズ名に「公共施設シリーズ」を提案するも、却下される。
・年内にもう1冊出るかも?


続いて、ビブリオバトル」。制限時間5分の間に自分のおすすめ本を熱く語り、誰の本が一番印象に残ったか競う、という企画でMYSCONらしく「東京創元社」縛りで行われた。
5人参加者が取り上げた本はそれぞれ

・『クィン氏の事件簿』/アガサ・クリスティ
・『盤上の夜』/宮内悠介
・『雪の断章 』/佐々木丸美
・『ラストホープ』/浅暮三文
・『競作 五十円玉二十枚の謎』/アンソロジー


優勝は『盤上の夜』。ちなみに『ラストホープ』は著者自らの参戦でした。
管理人は観戦者でしたが、参戦してみるのも面白そうだと思いました。『ドラキュラ起源』あたりで。社畜なので準備できませんでしたよ。


次は『霧越邸殺人事件』読書会でしたが、大昔に読んだきりで新装版まで手が回らなかったので不参加。同じく不参加の方々と歓談する。


続いて今回の目玉と言っても良いワナビホイホイ企画、創元・早川両編集者による新人賞に関する対談。以下、印象に残ったところを箇条書きに。

・梗概の書きにくい作品はダメ。梗概が書けるということは、作品の売り・ポイントがはっきりしているということ
・キャッチコピー=作品の売り。キャッチコピーを自分で書くということは自分作品の売りがわかっているということ。それをやっているのがメフィスト賞。
・鮎川賞もアガサ・クリスティ賞もその名前にちなんだ作品が多く集まるが、実際に受賞するのはそういった作品に限ったことではない。
・普通の作品は印象に残らない。編集者は通常業務をこなしながらなおかつ膨大の応募原稿を読むわけだから、普通の作品ではすぐに忘れてしまう。
・編集者と各選考員で好みも評価も異なる。したがって受賞に至らなくても面白い作品出れば出版に至るケースも多々ある。
最後に意味のない叙述トリックを仕掛ける作品はもうたくさん!


更に次は光文社カッパ・ノベルス総括。司会進行は去年の講談社ノベルズの時同様フク氏、市川尚吾氏。
ゆうに1000冊は超えるカッパ・ノベルスから注目作をピックアップして語る、という企画で、ボリューム的に時間不足の感はありましたが、結構な数の作品を取り上げていました。
ちなみに2009年までのリストは50周年記念アンソロジー『Anniversary50』で見られます。

Anniversary50 (アニバーサリーごじゅう) (カッパ・ノベルス)Anniversary50 (アニバーサリーごじゅう) (カッパ・ノベルス)
(2009/12/17)
綾辻 行人、有栖川 有栖 他

商品詳細を見る

管理人はカッパ・ノベルスといえば、石持浅海、東川篤哉を排出したKAPPA-ONEが印象深いです。林泰広の『The unseen 見えない精霊』とか結構好きです。


夜が更けてきて、冒険小説を語る企画や人狼ゲームが行われたりしますが、管理人は体調不良でダウンしてしまい、いずれも参加しておりません。


ということで、今回はやや不完全燃焼の感もありますが、参加した企画はとても楽しめましたし、同好の士との会話もできました。毎度のことながら、スタッフの尽力には感謝です。

なお、参加者減少により今回で終了かも、ということですが、こういった企画は貴重ですのでどうに活かして続けていただきたいものです。お願いします。取るに足りぬアフィブログですが、宣伝等協力できることは何でもしますから!


今回のイベントの様子はTwitterのMYSCON公式アカウントでもリアルタイムでまとめられております。

https://twitter.com/MYSCON
関連記事


[ 2014/11/04 21:39 ] ミステリ | TB(0) | CM(5)
まとめ面白かったです!
[ 2014/11/05 11:36 ] [ 編集 ]
あ、更新来てた
管理人さんお元気そうでよかった
[ 2014/11/11 18:46 ] [ 編集 ]
久々に覗いたら更新されてた

管理人さん乙です

ワナビ的にとても参考になりました
[ 2014/11/12 14:51 ] [ 編集 ]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
[ 2014/12/23 16:47 ] [ 編集 ]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
[ 2015/06/13 19:51 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL



アクセスランキング ブログパーツ