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いまになっては熱心なファンが少ない、往年の有名探偵小説家というと誰がいるんだろう?  

461 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/08/29(水) 07:30:02.37 ID:SuaR6nIz
思い出したが、いまになっては熱心なファンが少ない、往年の有名探偵小説家というと誰がいるんだろう?

甲賀三郎とか大阪圭吉ありだろうか?




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462 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/08/29(水) 07:49:48.69 ID:XMDMhYwG [2/7]
創元の日本探偵小説全集の面々は乱歩と正史以外全部そうだと思う
夢野や小栗、十蘭なんかは探偵小説家ではなく奇想小説家として名前が残ってるし
安吾は言わずもがな



日本探偵小説全集〈8〉久生十蘭集 (創元推理文庫)日本探偵小説全集〈8〉久生十蘭集 (創元推理文庫)
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久生 十蘭

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466 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/08/29(水) 10:05:42.44 ID:FZ8WMSlD [1/8]
>>462
「往年の有名探偵小説家」で今では「熱心なファンが少ない」人の話であって、
「多ジャンルの作家として熱心なファンの多い」「かつては探偵小説も書いていた
作家」とは趣旨が違うんじゃないかな。

戦前は漱石鴎外より高く評価され、今では見る影もないという「純文学」作家は
山ほどいるけど、探偵小説でそういう人物っているんだろうか。
大阪圭吉や久生十蘭なんかは絶対数は少なくとも熱狂的なファンがいるという
点では今も変わらないように見えるし、海野十三は一般的な知名度が昔より
下がったというだけで、熱心なファンが少ない作家になったかと言うと微妙じゃ
ないかという気もする。なにしろ欧米に比べて絶対数が少ないんだし。

山風なんかはかつては大衆的な人気が目立っていたけど、コアな信者が
どんどん増えて「評価」や「格」が高まっている作家と言う感じだけど、こういう
人は少数でもむしろ増えてくるのがミステリ作家にありそうだと思えるなあ。

90年代以降のように多くの作家が出てきてからは「かつて有名だったけど
今では熱心なファンの少ない作家」も生まれてくるのだろうけど。


484 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/08/29(水) 22:02:20.77 ID:XMDMhYwG [4/7]
>>466
海野十三はまさに「多ジャンルの作家として熱心なファンの多い」の典型でしょ
今は日本のSFの開祖として有名でその手のアンソロには必ず作品載るけど
探偵小説は知られていない



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490 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/08/29(水) 23:25:52.89 ID:FZ8WMSlD [6/8]
>>484
>海野十三はまさに「多ジャンルの作家として熱心なファンの多い」の典型でしょ

そうですね。「一般的知名度」なんていう物を持ち出したのが失礼でした。
海野十三は別格に近いというものの、日本の場合、そのジャンルの開拓者・
パイオニアはみな優れた実績を残していて、「今の目で見るとショボい」と
言える存在がほとんどいないように思えます。
それで「熱心なファンが少ない作家」になった…ようには思えなかったわけで、
創生期の著名な先駆者には近年になって評価が高まっている作家はいても、
今では熱心なファンは少なくなった人、っていうのは存在するのかな?と
思えてしまうわけで。

まあ戦前大人気で今忘れ去られたという人を、私が知らないだけということは
あると思いますが。

連れは山田正紀のファンなのですが、ミステリに暗いのでミステリファン全般が
どう見ているかは全然分からないとよく言っています。
山田正紀がベテラン・重鎮のように扱われるのを見て「そんなに時間が経ったの
かなあ」などと感慨にふけっていたりしますが。


493 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/08/29(水) 23:50:49.14 ID:XMDMhYwG [7/7]
>>490
>山田正紀がベテラン・重鎮のように扱われるのを見て「そんなに時間が経ったの
かなあ」などと感慨にふけっていたりしますが。

いわゆる「文壇」からは推理SF どちらの業界においても距離置いてる人なんで
実績から言えば重鎮クラスでも重鎮のイメージは感じないでしょう
この文壇と無関係というのは同世代のSF作家である神林長平や谷甲州あたりにも
共通する話で
SF文壇はもはや創作しなくなった老人倶楽部と化してるw


468 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/08/29(水) 11:24:43.22 ID:E5xbY2E7 [1/2]
大阪圭吉は日本探偵小説全集で再発見されて
むしろ人気が復活したように思えるが。




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475 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/08/29(水) 16:02:29.18 ID:BJ7t+3bb
>>468

熱狂的な鉄道マニアだったが、時刻表を駆使したトリックは使わないまま死んだんだっけ?


491 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/08/29(水) 23:36:55.69 ID:cAs9wH4Q [2/2]
「戦前大人気で今忘れ去られたという人」なら木々と大下じゃないかな。

特に大下宇陀児は戦前の日本小説文庫なんか古本で買うと二十何刷とか
やたらと売れていたのが分る。

でも今では創元の日本探偵小説全集の半分(角田喜久雄と合集だから)と
論創ミステリぐらいしか読めない。国書の探偵クラブがかろうじて現役?




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494 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/08/29(水) 23:55:17.81 ID:FZ8WMSlD [7/8]
>>491
あああああ、大下氏かあ。
戦前の人気をろくに知らない私でも、昭和三十年代くらいまで
発行物・出版数がやたらにあったというのは聞いていました。
やはり私の想像を超えた人気者であり、それを知っている人には
現在は「人気がなくなった作家」であるのですね。

木々高太郎は文学の世界で名が残っていると思っていたのですが…
そう言えば喜国雅彦が
「僕の本棚を見た二階堂黎人が、日本でこんなに木々高太郎を
持ってる人はいない!と笑ったので、不安になって数え上げて見たが
そんなに多いとは思えない」
と言っていましたね。やっぱり読まれていないのかな…



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492 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/08/29(水) 23:44:57.99 ID:XMDMhYwG [6/7]
他に名前は残ってるけど探偵小説家だったのを忘れ去られてる人というと戦後の人だけど
香山滋かな
似たような秘境冒険小説で名を残す小栗虫太郎はまだ「黒死館」という探偵小説の代表作
が日本三大アンチミステリーとして有名だけど
香山の場合探偵小説としての代表作が「オランペンデグの復讐」にしても「海鰻荘奇譚」に
してもいずれも未知の怪生物ネタのせいで冒険小説系にカテゴライズされちゃってるw




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501 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/08/30(木) 00:37:20.83 ID:bBd1VrQI [1/5]
>>492
「海鰻荘奇譚」は昔、親父の持ってた別冊宝石で読んだ時の記憶が強烈だったので
講談社文庫で出た時に読みなおして見たけど面白かったなあ
香山滋のは謎解きより怪奇幻想味が強いから、出版社のジャンル分けは致し方ないところかも


496 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/08/30(木) 00:08:52.13 ID:C/sKFWc0 [1/3]
香山滋はゴジラの原作者として、もともと特撮好きにも有名だったのに加えて
香山コレクターの竹内博氏が特撮研究家としても活躍していたのが大きい。

山田正紀は日本SF第2世代の作家だけど、デビューしてからもう38年だし
同世代でも現役で活躍している作家はほとんどいない。というか山田氏より
上の作家で、まだ新作書いてるのって眉村卓だけでしょ。

これで重鎮・ベテランでなかったらなんなんだw





元スレURL:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1341476788/
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[ 2012/11/15 14:17 ] ミステリ | TB(0) | CM(0)
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