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「これを書かずに死ねるか」 横山秀夫、7年ぶりの新刊『64(ロクヨン)』刊行!  

1 名前: ◆GinGaOoo.. @銀河φ ★[sage] 投稿日:2012/10/31(水) 15:56:06.90 ID:???0
Interview:横山秀夫(作家) 7年ぶり『64』刊行 新しい地平に立つ警察小説

 『半落ち』『クライマーズ・ハイ』などが次々に映画化されヒットした人気作家、
横山秀夫さんの7年ぶりの小説『64(ロクヨン)』(文芸春秋)が刊行された。
警察小説の雄としての絶頂期から、『半落ち』をめぐる直木賞騒動を機にはまった、長い沈黙。
そこからの生還を示す『64』は、横山ミステリーの一つの頂を示す作品となった。【内藤麻里子】

 元新聞記者の横山さんは、1998年に作家デビュー。
『動機』『陰の季節』などで「組織と個人」を描き、警察小説界に新風を巻き起こした。
1日2?3時間の睡眠という生活を続けていた2003年、心筋梗塞(こうそく)で倒れる。
時を同じくして、『半落ち』が直木賞候補となった。

 選考結果は「該当作なし」だったが、同作には重要なポイントとなる箇所に「基本的な事実誤認がある」と、講評で指摘された。
再取材した横山さんは「ミスはなかった」と確信し、直木賞と決別宣言。
この騒動の中で貧血を起こし、胃潰瘍と十二指腸潰瘍を患った。精神的には鬱状態が続く。
「仕事で無理をしたら心臓に来て、人間関係でつぶれると胃に来ました」

 その状態のまま『クライマーズ・ハイ』『臨場』など話題作の執筆が続いたが、刊行ペースは落ちていく。
05年の『震度0』を最後に刊行が止まった。

 「以前から『64』の書き下ろしを始めていたのですが、直木賞騒動で筆が止まっていた。
とにかく『64』に決着をつけたいと、他には手が出せなかった」

(>2以降へ続く)

毎日jp(毎日新聞)  2012年10月31日 東京夕刊
http://mainichi.jp/feature/news/20121031dde018040048000c.html
http://mainichi.jp/feature/news/20121031dde018040048000c2.html

横山秀夫『64』|文藝春秋|特設サイト
http://bunshun.jp/pick-up/64/story/index.html
http://www.bunshun.co.jp/book_db/image/9784163818405.jpg


2 名前: ◆GinGaOoo.. @銀河φ ★[sage] 投稿日:2012/10/31(水) 15:56:15.64 ID:???0
(>>1の続き)

 実は3年前に、いったん刊行が決まった。しかし「まだ違う」という思いが拭えない。
「ちょうどその頃、脳機能が低下しましてね。主人公の名が思い出せないとか、仕事にかかわることだけ忘れる。
毎晩、パソコンの前に座っても一行も書けなかった」。そんな“記憶喪失”状態が1年間続いた。
なかなか完成しない『64』、新刊が出ない日々。
「時間がたてばたつほど、強迫観念でのたうちまわる。“記憶喪失”は、そんな状態からの逃避なんじゃないかな」

 ようやく書ききった『64』は400字詰め原稿用紙1400枚、自身最長の小説となった。

 「64」とは、たった7日間しかなかった昭和64年を指す。
この間に起きた未解決の少女誘拐事件を、D県警では「ロクヨン」と呼んでいた。主人公は刑事出身の広報官、三上。
刑事から異動となった衝撃、「広報官の皮をかぶった刑事」と割り切った心の変遷が縦軸だ。
揺れ動いた先に見つける光明に、作家の姿が二重写しになる。

 「三上が刑事になれたことがたまたまか必然か、とことん考えた。そして僕も小説家になれて、警察小説が書けて、読者に喜んでもらえて、
でも本が出せないことがたまたまなのか、必然なのか、とことん考えた。三上と共に、自分を励ましたのかもしれませんね」

 ■  ■

 記者との攻防、警察庁と県警の権力闘争、ロクヨンの傷跡、自身の娘の失踪??。
変転する事態をたたみかけるように、しかし緻密に構成し、圧倒的な物語に仕上げた。

 「地獄」を超えて降り立った、新しい地平。
しかし「地獄は、まだとっておきたい。たかだか作家の地獄。人間としての地獄ではない」と、受け流す。
「小説を書くエネルギーなんて、何でもいいんです。負のエネルギーも忘れずに、
自分がかぎ取った感情としてストックしておけばいい。それが年を重ねるということでしょう」

(了)

緊急告知!7年間の沈黙を破り、横山秀夫の新刊『64(ロクヨン)』2012年10月26日に発売
http://www.atpress.ne.jp/view/30258
「これを書かずに死ねるか」 横山秀夫、7年ぶり待望の新刊『64(ロクヨン)』刊行!
http://www.atpress.ne.jp/view/30932



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7 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/10/31(水) 15:59:15.13 ID:HhuQz0Tk0
林真理子はこの人に公開土下座して詫びるべき
北方謙三はそこまでじゃないけど


19 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/10/31(水) 16:11:30.10 ID:FIv9e9pM0
>>7
何かと思ったらいろいろあったのね

2002年に「半落ち」が第128回直木賞候補作となる。
選考委員の北方謙三が、この小説中で重要な鍵となる要素について関係機関に問い合わせたところ
「現実ではありえない」と回答を得るに至り、北方は選考会でこの回答を報告、
「半落ち」は現実味に欠けると批判され落選した(受賞作なし)。
また本作が各種ランキングで一位になったことに対して、選考委員・林真理子が講評の記者会見で
「欠陥に気づかず賞を与えた業界も悪い」とミステリー業界を批判し、
のちに雑誌で「欠陥があるのに売れ続けるなんて、読者と作者は違うということ」と読者をも批判した。
目黒考二は選考委員を非難し、「直木賞にそこまで権威があるのか」と論議が起こる。
横山はミステリー作家たちだけでなく読者までもが侮辱されたと反論し、直木賞と訣別宣言をする。
後日欠陥と指摘された事項について、この作品の場合必ずしも当てはまらないことが判った[1][2]。





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22 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2012/10/31(水) 16:13:56.32 ID:aXTTmUA30
この人に題材にしてほしい事件が一杯あるんだよな


33 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/10/31(水) 16:29:12.50 ID:1OgZ7Dv30
この人の原作は読んだことないが
ドラマ化された「陰の季節」と「第3の時効シリーズ」は最高に面白かったな
頭空っぽそうな金子賢の影のある役が意外にはまってたよ



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44 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2012/10/31(水) 17:19:50.69 ID:yXTlkLUk0
>>1
正座して新作お待ちしてました
こんな大変な病気抱えていたんだ…
長生きしてください


48 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/10/31(水) 17:31:51.38 ID:hMMUrIfa0
半落ちもクライマーズハイも面白かったけど
第三の時効が最高傑作だな。普通の小説家には絶対書けないわ



66 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/10/31(水) 19:54:48.09 ID:u4icmXeV0
>>48
同意だ。
俺電車の中で文庫本読んでたんだが、あまりにもワケワカメで周囲を見回したw
そのあと、落ちの部分を読み直して、驚愕。
こんなこと考えられる横山先生すげーーーw
超傑作ですわ。

他のも全部面白いから、読んでない奴は絶対読んだ方がいいよ。


51 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/10/31(水) 18:13:21.62 ID:jxnNG6CN0
色々と大変な思いをしていたんですね。
また横山作品が読めるのかと思うと嬉しい限り。


54 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/10/31(水) 18:52:44.37 ID:WwOzdt/Z0
現在最も才能がある作家の一人だとは思うけど、どの作品も似たような香りがする
個人的には食傷気味


74 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/10/31(水) 21:17:54.03 ID:Z+31WWwO0
警察モノといったらこの人。
華の無いオッサンたちの話が多いが
保身や体裁に拘る実社会でもそうなんだろう。
大外れが無いから好きだ。






元スレURL:http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1351666566/
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