1 名前:
禿の月φ ★[sage] 投稿日:2012/01/05(木) 05:17:56.96 ID:???P
芥川賞作家で、戦争ルポや釣りの紀行でも人気を集めた開高健(1930~89)が、
1950年代に執筆したとみられる未発表小説の一部が見つかった。
戦後の混乱期を生きる苦学生を描いた自伝的な物語で、
「芥川賞受賞後第1作の『なまけもの』(58年)の原型となった作品では」とする専門家もいる。
7日発売の文芸誌「文学界」2月号に掲載される。
「食卓と寝台」と題した作品の「第二章」で、一般財団法人「開高健記念会」が
昨年1月、東京・神田の古書店で400字詰め57枚の自筆原稿を入手した。
文芸誌「新日本文学」の編集者に宛てた手紙が添えられていたことから、同誌への掲載を検討した原稿とみられる。
敗戦直後、郷里の母親に無断で旧制高校への進学を決め、
友人の住む物置小屋で一緒に暮らし始めた若者を描いていて、苦学した開高自身の姿に重なる。
ソース:YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20120104-OYT1T00992.htm
7 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2012/01/05(木) 05:26:41.64 ID:K1E4TzJIO
かいこうたけし だよな
かいこうけん とか言ってた馬鹿がいたから指摘してやったら、
どっちでもええねん!ってキレられた経験あり。
49 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/01/07(土) 07:39:24.50 ID:X5zf6YIF0
>>7
本名はタケシだけど
本人所有の釣竿にはKen Kaikoとサインされてる
本人は両方使ってたみたいね
9 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2012/01/05(木) 06:01:32.99 ID:HAWTw8ss0
周辺の人たちもみんな死んじゃったのに
よく見つかったな
11 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/01/05(木) 08:59:22.79 ID:x2x4ZUSf0 [1/2]
「オーパ!」面白かった。短い単語をぶつける文章も好き。18 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2012/01/05(木) 09:28:37.16 ID:DMBm8X3K0
NHK特集での一場面
開高と井伏の飲み屋での会話
井伏さん、全く書けないんです
机の前に何時間座っていても一行も書けないんです
じゃへのへのもへじでも書くしかないな
俺もそうした
19 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/01/05(木) 09:29:57.53 ID:gV31pQII0 [3/4]
同人やってるやつが書けないんですって言うと「じゃあちね」としか思わんが
開高健が言うとすごく心にぐっとくる。
人の格付けをしてる俺の心が腐ってるせいだな
26 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2012/01/05(木) 10:38:14.14 ID:qpO+v4jH0 [2/3]
>>19
遅筆で有名だったからね。
ただし出来上がる作品は爛熟の豪華絢爛な日本語表現。
まああんなに神経張りつめて執筆してたら量産なんか出来んよな。
31 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2012/01/05(木) 10:56:35.05 ID:r54q70940
>>26
原稿が綺麗な作家は開高健、吉村昭、山口瞳が有名だった
悪筆代表は石原慎太郎
34 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2012/01/05(木) 11:36:51.21 ID:vInKXF8e0
俺はあの文体が嫌い
華麗な装飾に彩られた文章は読み進めるうちにくどくなってくる
35 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2012/01/05(木) 12:09:54.84 ID:qwXZpHZN0
>>34
読むと疲れるよね。短編ならちょうど良いんだけど。
でも時々読み返したくなるんだよな。
36 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/01/05(木) 12:10:02.67 ID:jBg/cAHi0 [1/3]
大昔、高校生の時に読んだベトナム戦記のお陰で、
ベトナム駐在員になっちゃったよ。
41 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2012/01/05(木) 19:59:29.63 ID:IBvDmqW30
>>36
ヴェトナム戦史も学びなさい
開高先生へのレクイエムになる
45 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/01/06(金) 08:08:57.56 ID:BZI8Q/gU0
短編だと奇妙な味系の作品もあって面白いよな
46 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/01/06(金) 09:19:29.50 ID:EKFSvoYd0
北海道とか石見銀山のことかいてたエッセイ好きだったな
ずばり東京はイマイチだった
開高健は野外のこと書いてる時文章が活き活きしてた気がする
やっぱり都会には敵愾心があったのかな
大阪の都会育ちなのにね
47 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2012/01/06(金) 21:59:29.05 ID:l6RQcf5m0
若い頃は大江と一緒になってサルトルに会いにいったり政治的な発言してたけど
晩年は趣味に没頭してたよね。
娘さん自殺してるんだよね、たしか
奥さんともうまくいってなかったみたいだし。
若くして芥川賞取って天才ともてはやされ、好きな事やってきたイメージあるけど
幸せだったのかね?
48 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/01/06(金) 22:05:09.94 ID:t0Fry/zI0
1965年2月14日の経験が大きかったんじゃないかな。
小説家に必要な想像力を上回る現実を見ちゃったのかと
個人的には思ってる。
52 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/01/07(土) 18:01:53.70 ID:ED7f0vVD0
死因はガンだよね。晩年は腰痛にずっと悩まされてて、
人となりとか併せると仮面うつなのかなって思ったりもしたけど
ガンの影響だったのかもね。
>>48
ベトナムで九死に一生を得た日のことだろうか?
なんというか釣り紀行なんかはすごくスケールが大きくて憧れるけど
「泣くが嫌さに笑い候」みたいな。
遊びたい!っていうギラギラした脂っこさがあんまり出てる感じがしなくて
諦観みたいな感じもする。
でもアイヒマン裁判のこととか書いてた時だったか、ドイツは東西のまま
統一しないほうが世界のためなんじゃないかみたいな文章があって
いまでも生きてたらどんなこと考えたり発言してたのか聞いてみたかった。
娘さんは自殺だし、死後に出た追悼本で誰かが書いてたけど愛人もいたみたい。
だから夫婦仲はよくなかったかもしれないね。
でも牧さんも詩人だったりして、やっぱりちょっと変わってる性格だったのかも。
なんていうか自分みたいな凡人には開高さんの人生が幸福だったかどうかって言うのは
判断ができないや。ああいう生き方をする人ってきっとあんまりいないんじゃないかと思う。
元スレURL:http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1325708276/
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