1 名前:
◆GinGaOoo.. @銀河φ ★[sage] 投稿日:2013/07/17(水) 19:03:50.61 ID:???0
直木賞に桜木紫乃さん
第149回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が17日、東京・築地の新喜楽で開かれ、
直木賞は桜木紫乃さんの『ホテルローヤル』に決まった。
<候補作品>
伊東潤『巨鯨の海』(光文社)
恩田陸『夜の底は柔らかな幻』(文藝春秋)
桜木紫乃『ホテルローヤル』(集英社)
原田マハ『ジヴェルニーの食卓』(集英社)
湊かなえ『望郷』(文藝春秋)
宮内悠介『ヨハネスブルグの天使たち』(早川書房)
<選考委員>
浅田次郎・阿刀田高・伊集院静・北方謙三・桐野夏生
林真理子・宮城谷昌光・宮部みゆき・渡辺淳一の各氏。
文藝春秋|各賞紹介|直木賞
http://www.bunshun.co.jp/award/naoki/index.htm第149回 芥川賞・直木賞発表&受賞者記者会見 生放送 - ニコニコ生放送
http://live.nicovideo.jp/watch/lv1430259145 名前:
◆GinGaOoo.. @銀河φ ★[sage] 投稿日:2013/07/17(水) 19:06:16.35 ID:???0
桜木紫乃
北海道釧路市生まれ。高校を卒業後、裁判所に勤務した後、結婚を機に退職。
2002年「雪虫」で第82回オール讀物新人賞を受賞。
07年に同作を収録した『氷平線』でデビュー。13年『ラブレス』で第19回島清恋愛文学賞を受賞。
〈作品〉
『氷平線』2007年文藝春秋刊。
『風葬』08文藝春秋刊。
『凍原』09年小学館刊。
『恋肌』09年角川書店刊。
『硝子の葦』10年新潮社刊。
『ラブレス』11年新潮社刊=第146回直木賞候補。
『ワン・モア』11年角川書店刊。
『起終点駅―ターミナル』12年小学館刊。
6 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2013/07/17(水) 19:06:37.85 ID:JRYHn5W8O
何かAV女優みたいな名前だな
18 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2013/07/17(水) 19:12:40.65 ID:gkKX9b270
渡辺淳一ってまだ選考委員やってるのかよw
23 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2013/07/17(水) 19:14:56.76 ID:46Om18df0 [1/2]
そろそろ恩田陸先生がマジ切れしそう33 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2013/07/17(水) 19:22:19.99 ID:eHEimSxm0
恩田陸ってノミネート回数がすごい。東野圭吾みたいに意外な作品で取りそうだけどさ。
35 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2013/07/17(水) 19:26:50.81 ID:qRLKNDImP
やっぱ SFじゃ無理だよなw
恩田さん 直木賞狙いの内容で次ぎ書けばもらえるでしょ
SFじゃ無理
43 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2013/07/17(水) 19:37:51.33 ID:S9/WTAtU0
恩田、原田、湊みたいに普通に売れている作家を選考委員は
選ばずつぶそうとしているんだろうかw
44 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2013/07/17(水) 19:42:47.74 ID:xmWIOc1A0 [2/2]
>>43 横山秀夫なんかもなかなか取らせてもらえなかったな。
100 名前:
◆GinGaOoo.. @銀河φ ★[sage] 投稿日:2013/07/17(水) 22:23:16.11 ID:???0
【直木賞講評】阿刀田高さん「見事な文章とストーリー」
第149回直木賞(日本文学振興会主催)は、桜木紫乃さん(48)の『ホテルローヤル』に決まった。
17日夜、東京・築地の料亭「新喜楽」で選考委員の阿刀田高さん(78)が会見し、
少しお酒が入った上機嫌の様子で選考の経緯について説明した。概要は次の通り。
「1回目の投票で桜木さんの『ホテルローヤル』、伊東潤さん(53)の『巨鯨の海』、
宮内悠介さん(34)の『ヨハネスブルグの天使たち』の3作が2回目の投票に進み、
最終的に『ホテルローヤル』の1作受賞となりました」(会見前の日本文学振興会事務局からの説明)
「今回は難しい選考になるのかと思っていましたが、
比較的早い段階で桜木さんの作品がいいんじゃないかという声が高かった。
まず文章が非常によい。そして、ところどころに素晴らしい表現がある。
『ホテルローヤル』という、どこがローヤルだと言いたくなるような(笑)ラブホテルを舞台にしながら、
決して豊かではない、だが日本人の中にたくさんいるに違いない人たちの、
色々な喜びや悲しみ、どうしようもない生きざまみたいなものが表現された作品です。
私も短編連作をよく書いているから非常によく分かるのですが、
ラブホテルを舞台として、いくつかの短編を全部趣向を変えながら、
しかしホテルというものに集約されるようなストーリーを作っている。これは本当に見事なことです。
連作短編集は中心となるアイデアからあまり離れてもいけないし、みんな同じ小説になってもつまらない。
その辺のあんばいを非常にうまく計算して作られた小説かなと思いました。
つらい小説で、読んでいても明日が明るくなる感じではありませんが、
これだけきちんとした文章でこれだけのストーリーを作り、連作短編集として仕上げた以上、
直木賞は当然だろうなというのは選考委員会の基本的な考えでした」
MSN産経ニュース 2013.7.17 22:07
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130717/bks13071722080003-n1.htm記者会見する、直木賞を受賞した桜木紫乃さん=17日午後、東京都千代田区(松本健吾撮影)
http://sankei.jp.msn.com/images/news/130717/bks13071722080003-p1.jpg101 名前:
◆GinGaOoo.. @銀河φ ★[sage] 投稿日:2013/07/17(水) 22:23:43.12 ID:???0
(>>100の続き)
「(他の候補作は)それぞれみんなよい作品でした。伊東さんの作品は、着実に(古式捕鯨で有名な
和歌山県の)太地町のある時代の状況を描いて、間然するところのない作品なのですが、
やはり何か人間についてもう一つ訴えるものがあった方がいい、というのがちょっとマイナス点になったのかなと。
これが受賞してもちっともおかしくないという雰囲気ではありましたが、大盤振る舞いをするわけにはいきませんので、
最後のところでもう一つ、という感じになったと思います」
「宮内さんの作品も評価が高かった。ただ私にとっては非常に読みにくい小説でした。
ロボットという半分人間であり半分人間でないようなものが、世界の今まさに私たちが真剣に考えねばならない地域に登場して、
単なる機械でもない存在が何を感じ、そしてそれが人間をどう批評するか、という所に挑戦している作品として、
非常に見るべきものがあるんじゃないかということを強く訴える選考委員がいました。
そこまでこの小説を読み込んでみると、非常に鋭いものがある。ただ、読みにくい。
直木賞ということを考えると、多くの読者に対して、これが今読むべき小説だと提示するには少しきついかな、と。
普遍性に少し欠けるところがあるんじゃないか、テーマの真実性はあっても、
小説として訴えるものが少し足りないということが言われ、残念ながら受賞は見送られました。
この方はたいへんエネルギッシュで勤勉家で、いま人気を得ている作家なので、
これからのことを大いに期待、というところに落ち着いたのではないかなと」
102 名前:
◆GinGaOoo.. @銀河φ ★[sage] 投稿日:2013/07/17(水) 22:24:00.82 ID:???0
(>>101の続き)
「恩田陸さん(48)の『夜の底は柔らかな幻』は、本当に恩田さんの力業でね。
これが恩田さんの世界なんだな、というのは分かるんですが、やはり少し特殊な小説かなと。
直木賞として、これを大人の普通の読者に訴えるものとして、もう一つかなというところに落ち着いたのかな」
「原田マハさん(51、『ジヴェルニーの食卓』)は、前回の『楽園のカンヴァス』が非常に面白い作品だったし、
欧米美術に対し非常に知識の深い方です。いま、身辺のつらい生活をごちょごちょ書く小説が多いので、
こういう美術を書く小説が評価されてもいいかなという思いはありました。だが、小説としてはもう少し足りないところがある。
原田さんの持っている知識・教養・センスはこれからもっと花開くことがあるんじゃないかということで、今回は見送られた次第です」
「湊かなえさん(40、『望郷』)の作品はいま非常に若い人に好まれている。
普通に、ああ面白い小説を読んだなあというところでは、納得ができる作品でした。
ただ、ある意味では軽く読める小説で、犯罪を起こす人間、切実な思いを抱く人間について、もう一息深いところをえぐってくれないと、
小説として物足りないんじゃないかというところがマイナスになったんじゃないかと思います。
十分にエンターテインメントとして楽しめるものでありながら、その辺りの評価が直木賞としてはちょっと、という印象です」
元スレURL:http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1374055430/
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