1 名前:
yomiφ ★[] 投稿日:2013/03/26(火) 13:08:15.50 ID:???
書泉ブックタワー(東京都千代田区)8階のライトノベル売り場。足を踏み入れたとたん、さまざまなキャラクターのカラフルなイラストが目に飛び込む。
“オタクの聖地”秋葉原にそびえる同店は、ラノベでは日本一の品ぞろえと売り上げを誇るといわれる。同店のラノベ担当、田村恵子さんは「常時1万点前後を置いています」と話す。
ラノベは出版界の重要なけん引力だ。出版科学研究所(東京都新宿区)によると文庫全体の売り上げはほぼ横ばいなのに、ラノベ文庫は徐々に販売額を伸ばし、いまや2割を超す。
刊行点数が多く、漫画に近い扱いのため、人気作でもあまり図書館に置かれていないことが購入される理由のひとつ。
さらに「シリーズ化されるため手元に全巻そろえたいという心理が働く」と同研究所は分析する。
そもそもライトノベルとは何か。一般には、表紙と挿絵にアニメ・マンガ的イラストを使った、中高生を主な読者とする小説、を指す。
「親や教師が子供に読ませたいものを『児童文学』と呼ぶとすれば、子供たち自身が読みたくて読む小説、いわゆるジュブナイルとかヤングアダルトと呼ばれていたものがラノベの源流」
と話すのは書評家・翻訳家の大森望さんだ。
大森さんによると「ライトノベル」なる用語が登場したのは1991年。パソコン通信のフォーラムで、人気を集めつつあった「アニメ的表紙で、物語もオタク文化と親和性が高い一群の小説」を指すために考えられたという。
学園ラブコメ、異世界ファンタジー、歴史・戦記物、SF、ミステリーなど内容は何でもあり。
書泉ブックタワーの田村さんはラノベの要素に「主要な登場人物のキャラクターが確立されている、いわゆる『キャラ立ち』」を挙げる。
読者になじみの登場人物が次々と異なる状況に立ち向かう??といった展開でシリーズ化を容易にする仕組みだ。
大森さんはまた、ラノベの特徴のひとつに、新人が活躍しやすい傾向を指摘する。
「ラノベを出している出版社はそれぞれ新人賞を設けている。何千という応募作から、大賞受賞作だけでなく、次点や佳作にあたる作品にさえ出版のチャンスがめぐってくる」。その結果、年間では100人単位で新人が登場する。
「一般文芸に比べるとデビューしやすく、読者と書き手の距離が近いともいえる。AKB48的システムとでも言いましょうか」と解説する。
>>2に続きます
http://mainichi.jp/feature/news/20130304dde012040026000c.html2 名前:
yomiφ ★[sage] 投稿日:2013/03/26(火) 13:08:50.97 ID:???
>>1からつづき
「ビブリア古書堂の事件手帖」の作者の三上延さん(41)も同書の発行元、アスキー・メディアワークス社が主催する「電撃小説大賞」応募作で02年にデビューした。
ホラー、ファンタジー系のシリーズを書き続け、「ビブリア」の大ヒットに至った。
作家を志した当初は、ガルシア・マルケス、マヌエル・プイグなどラテンアメリカ文学に影響を受けた幻想性の強い作風だった。
「ところが賞に応募しても通らず、一度はこの道をあきらめました。古書店で働いていた20代の終わりごろ、当時すでに勢いのあったラノベを手に取ってみたら、とても面白く読めたんです」。
この方向でもう一度、とチャレンジ、デビューのきっかけをつかんだ。
今、三上さんは「何がラノベなのかということは特に意識しません。エンタメ、純文学の区別もなく、面白いかどうかが大事」と話す。
実際、古書をめぐる謎解きを核とした「ビブリア」シリーズの主な読者は20?40代の女性。ラノベには含まれないという見方もある。
「ラノベレーベル」といわれる文庫シリーズは、電撃文庫(アスキー・メディアワークス)、富士見ファンタジア文庫(富士見書房)、GA文庫(ソフトバンククリエイティブ)など今や20以上。
「新規参入が多く、競争は激しいが、同時に読者層も広がっています」と話すのは、年次ガイドブック「このライトノベルがすごい!」を発行する宝島社の宇城(うしろ)卓秀編集長だ。
宇城さんは「必ず発売日に書店に来て最新刊を買っていくようなコアなファンが多いこと、読者層が中高生などアニメ、ゲームのファン層と重なるためメディアミックスが成功しやすいことがそもそものラノベの強み。
さらに最近では20?30代になっても読み続ける人が多くなってきた」。
年齢層が上がれば、購買力も上がる。まだ伸びしろがある、というわけだ。
ハリウッド映画となる「All You Need Is Kill」。「『日本よ、これが映画だ』という宣伝コピーが話題になりましたが、私は逆に、『ハリウッドよ、これがライトノベルだ!』と言いたい気持ちです」。
04年の刊行時に担当した集英社スーパーダッシュ文庫の丸宝(まるとみ)行晴編集長が、そう言って胸を張る。
同じ日を繰り返す時間ループに捉えられた主人公が、人類を襲う異形の敵と戦う設定はいかにもハリウッド的。
「ラノベにはこういう重厚な設定の作品も含まれる。これを起爆剤にして、世界に出て行こうと思っています。電子書籍やネットなどと親和性の高いジャンルとして、可能性はまだある」と丸宝さんの鼻息は荒い。
田村さんは「最近では、鉄道オタクを意識した作風から、ブラックでシュールな笑い、はたまた企業のM&A(合併・買収)や政治の世界を描いたりとバリエーションはさまざまですよ」と話す。
中高年よ、アニメ絵の表紙で食わず嫌いしていては損、なのかもしれない
(了)
6 名前:
なまえないよぉ~[sage] 投稿日:2013/03/26(火) 13:13:12.38 ID:mrCSvnZZ [1/2]
別にラノベでなく、過去の名作小説であっても
漫画家が表紙・挿絵を描くだけで売れると思うぞ8 名前:
なまえないよぉ~[sage] 投稿日:2013/03/26(火) 13:17:24.34 ID:DumITSVS [1/2]
>>6
角川や集英社が100冊のシーズンにやってるやつだな。
実際売れるらしいけどコレクターズアイテムだよなぁ。
18 名前:
なまえないよぉ~[sage] 投稿日:2013/03/26(火) 13:46:37.17 ID:mOyVbgkF [1/7]
一般メディアまで露骨に持ち上げだした時点で、もう下り坂だろうな。
個人的には、ケータイ小説が排除された時点で、ラノベの拡張期は終わったと思っている。
33 名前:
なまえないよぉ~[] 投稿日:2013/03/26(火) 14:29:27.98 ID:M1zD5DjQ [3/3]
もう10年も前のアエラで
作家が多すぎ
読者より作家が多いって記事あったな
今やラノベが作家にとっての数少ないデビューの場になってる
それ自体には文句はない、むしろいいことだ
71 名前:
なまえないよぉ~[] 投稿日:2013/03/26(火) 18:00:07.47 ID:U/OFwHc7
AKB的っていうのはそうかもな
ハイレベルの文章力は求められないし
読み手も、そもそも求めないし
需要と供給が一致して、出版不況の中で一人勝ち87 名前:
なまえないよぉ~[sage] 投稿日:2013/03/26(火) 20:50:00.33 ID:/HDzqPXg
ラノベの裾の広さは凄いと思う
最近だとWEB小説からの書籍化もあるわけだし、面白そうなのもあるからな
90 名前:
なまえないよぉ~[sage] 投稿日:2013/03/26(火) 21:43:00.68 ID:pHYNQF5r
>>87
ラノベの定義自体があまいからなあ
ポルノ化する以前ならともかく
今はラノベレーベルから出てる本は全てラノベな印象
129 名前:
なまえないよぉ~[] 投稿日:2013/03/28(木) 15:37:00.89 ID:hbLTmh9b
ってかこのスレタイの意味が本当にわからんのだが‥
マジレスすると
読者と書き手って近いか?作者の顔知らない奴のほうが多いだろw
それにくらべたら芸能人とかのほうが近い気がするが?
142 名前:
なまえないよぉ~[sage] 投稿日:2013/03/28(木) 22:45:55.75 ID:I4jICUJ8
>>129
読者と書き手が近いってのは
要はAKBに限らずアイドル業界や声優業界が多用するデビュー商法って事やろ
ライトノベル作家になりたいようなジャリを消費者として囲い込んで、その子らを養成する専門学校等でまた一稼ぎすると
うまいことできてるよ実際
130 名前:
なまえないよぉ~[sage] 投稿日:2013/03/28(木) 16:06:00.01 ID:3KR0b4up
いかにも普段から和服を着て髭を生やした「文豪」とか、
おしゃれなブランド物に身を固めてマスクも甘い「作家先生」とか、
ボロボロの着流しに青白い顔でそこらを徘徊してる「あぶない書生」
てんじゃなくて、いかにもその辺にいる兄ちゃんが書いてるってことを言ってるんだろ。
この手の小説の書き手なら、例外なく作家もアニメや漫画のマニアだろうし。
読み手と書き手のメンタルが一致してるってのがいいんだろう。
元スレURL:http://anago.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1364270895/
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