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ホームズには復讐の話が多い それも異常なまでに執念深く、世界の果てまで相手を追いかけていって、ついに復讐を遂げる話  

462 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/05/23(水) 14:56:59.42 ID:bJGERgj+
ホームズには復讐の話が多い。
それも異常なまでに執念深く、世界の果てまで相手を追いかけていって、ついに復讐を遂げる話。
ドイル自身が、そう言うことにサディスティクな快感を覚えるタイプだったんじゃないか?




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463 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/05/23(水) 17:08:35.42 ID:Zn3X2dWD
復讐とサディスティックはそれほど関係ないと思うがな。
冷静で緻密な人物が名誉などの為に、復讐を遂げるという話もあるし、
ビクトリア朝ならなおさらだな。
日本でも昔は、仇討ちの為に全国を旅するという話もあった訳だし。

まあ、現代人が草食になったという話かもしれんが。


464 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/05/23(水) 18:26:31.66 ID:EPOjaLxv
最近じゃ復讐に生きる事は虚しい事って風潮もあるからな
昔は名誉を傷つけられたら報復するってのが当然だっただろうが
その名誉の価値が変わってきてるし


465 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/05/23(水) 20:30:59.62 ID:TR0tWcXi [1/2]
それとホームズモノ以外でもドイル作品にはインド絡みの復讐(イギリス・インド人とも)が多い。
遠い世界から逃げてきても復讐から逃れられないという復讐心の強さを表しているのだろう。



478 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/05/27(日) 20:49:26.32 ID:gDEBRiZY
>>462-465
今でもアングロサクソンはかなり執念深いよ。
日本人は世界でも忘れっぽい民族でしょ。すぐ水に流すし。


479 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/05/28(月) 01:45:00.05 ID:gTjk3+pn [1/2]
>>478
昔は日本でも仇討ちがあったりして執念深かったんだよ。
それに作中でもアングロ・サクソンよりインド・ラテンのほうがより執念深さが強めに描かれていると思うが。


480 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/05/28(月) 01:48:55.91 ID:7FSLWNrg
執念深さの問題もあるが、
報復をする場合に、国家権力に頼らずに
(要は警察に駆け込まずに)個人的に決着を
付けるという行為にリアリティがあった時代なんだろう


481 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/05/28(月) 08:39:36.11 ID:0lgPZk3p [1/2]
上にもあるけど、リアリティなんかなかったからこそ、イギリス国内の
普通の事件にしないで外国人がらみの事件にして見せたんじゃないの?
イギリス貴族や普通に暮らしている庶民の復讐話に比べて、外国人や
外国での異常な体験がもとになってる話がやたらと多いだろう。

異常な結婚を強いるモルモン教徒、アメリカの秘密結社、インド反乱、
強直症のロシア人親子、アテネの兄妹、ロシアのアナーキストの裏切者、
オーストラリアの船員、南アフリカ航路の船員、中米サン・ペドロの虎と
対立する結社、ナポリのアナーキスト集団、アフリカのライオン狩り名人、
アマゾンの情熱の女… 「外国の異常な奴なら復讐くらいするかもね」と
思わせるためのギミックとしか思いようかがないラインナップだよ。

マンガの金田一少年もやたらと復讐話ばっかりだと揶揄されていたけど、
復讐話はエンタメにしやすいから採り上げたくなるのはよくわかる。
けどやっぱりそれをやるのは「異常な人間」になってしまった奴だけだろうな
…というのが一般人の感覚だろう。三流ゴシップ誌と同じで、ヘンな奴らの
ヘンな行動だから野次馬根性で覗き見したがっていうというのがロンドンの
ホームズ読者の本音だったと思うよ。
「聞いてはいるけど詳しくは知らない」物ほどロマンを掻き立てるもので。


466 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/05/23(水) 22:54:11.02 ID:kUKdm9mq
よし、「シャーロックホームズの帰還」は「シャーロックホームズの復讐」にしよう。
スターウォーズⅥっぽい改訂だ。(あれは逆だったけど)


467 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/05/23(水) 23:43:29.73 ID:PaVZJ1MD
ホームズの時代は大英帝国が七つの海をまたにかけて君臨した時代。
ストランドは大衆読物誌であって本来インテリが読むものじゃなかった。
大衆は話に聞くインドとかアフリカとかアメリカ大陸とかの野蛮な風習や
跳梁する諸外国のマフィアや、血の気の多い民族の復讐譚なんかを
野次馬根性で楽しみにしていて、ドイルもそうした嗜好に応えていた、
っていう部分はあるだろう。

よくもまああれだけ色んな国や地域の犯罪組織や怪しげな人間たちが
出てきたものだよ。
アメリカなんて「一体いつの時代の話だよ!」と怒る人もいたと言われる
くらいのアナクロな描き方になっていたそうだし。


468 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/05/23(水) 23:50:50.48 ID:TR0tWcXi [2/2]
>>467
モルモン教をオウムかアルカイダ並みの激ヤバ集団扱いしてみたり、炭鉱の労働組合をマフィア扱いしたり、今で言えば月面の裏側扱い。


470 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/05/24(木) 15:11:48.09 ID:kV+K5JEe
ノックスの十戒やヴァン・ダインの二十則は、そういう無茶苦茶を
反省して生まれたか・・・(^^;)


471 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/05/24(木) 20:37:16.43 ID:H1kxhvV6
まぁそれも魅力よね
考証ガチガチじゃここまで人気出たかどうか・・・





元スレURL:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1322028315/
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[ 2012/07/03 12:33 ] ミステリ | TB(0) | CM(6)
ノックスの十戒やヴァンダインの二十則も今読むと突っ込み所多いよね
[ 2012/07/03 13:26 ] [ 編集 ]
復讐は刑罰の原型だぞ?

国家が強力な現代では「復讐は虚しい」と言えるが、それは警察や司法がしっかり働いてくれるという保証があるからだ。武装権と復讐権を国家に預けたのが近代国家。

親族の復讐は親族がやる、っつーのがつい200年前まで世界中どこいっても常識。
日本でも160年前まで帯刀できて復讐は自前だった。幕府や藩がするのは復讐の手助けだけだ。
やられても復讐しない一族はただのカモだからな。

ホームズは19世紀の作品で、まだ近代国家や法の整備がいまほどではない頃のものだ。
外国(インドとかな)での殺人はイギリスの法が適応されないから復讐をってパターン多いだろ?

現代的な見方をしすぎ。
[ 2012/07/03 21:05 ] [ 編集 ]
モルモン教の扱いは残当
[ 2012/07/03 22:42 ] [ 編集 ]
河出かどっかのホームズ研究本でドイルがインポになってから
SMというよりDVになったというのを読んだな
[ 2012/07/05 06:14 ] [ 編集 ]
復讐のための追跡劇の過程が冒険小説になる
長編を探偵の捜査のみで引っ張るのは厳しい
特にホームズは頭脳明晰ですぐ事件を解決しちゃうって設定だし
だから長編に推理パート+冒険パートの二部構成が多い
追跡の距離が長いほど、秘境であるほど冒険風味が増す
世界の果てから殺人鬼が追ってくるのはそういう理由
[ 2012/07/12 16:37 ] [ 編集 ]
モルモン教の描写は当たらずも遠からずらしいw
[ 2012/07/25 22:25 ] [ 編集 ]
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