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【文芸】「アガサ・クリスティは『名探偵ポアロ』にうんざりしていた。出版社からの圧力で書き続けていた」孫が明かす  

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1 名前: ◆KyakuTOYLimt @自由席の観客φ ★[] 投稿日:2010/10/20(水) 12:56:00 ID:???0
「ポアロにうんざり」だったアガサ・クリスティ、孫が明かす

 英ミステリー作家アガサ・クリスティは人気ミステリーシリーズ『名探偵エルキュール・
ポアロ』にうんざりしていたが、出版社からの圧力でシリーズを書き続けていた――。
クリスティの孫のマシュー・プリチャードさんが英誌ラジオ・タイムズに明かした。

 クリスティは、小柄のヒゲを生やした美食家のポアロを「生計の手段」ととらえて
いたが、次から次に書かなければならないことに不満をもらしていたという。

「祖母が物語のネタに困ることはなかったが、これらのアイデアはポアロ向きじゃ
なかった。だから、新しいキャラクターで新しいストーリーを書くことで、ポアロのことを
いつも追い払おうとしていた」とプリチャードさんは語る。「でも、エージェントや出版社、
資産管理者らはポアロを大好きだった」

 ギネス世界記録によると、クリスティは史上最高の20億冊以上が出版された
ベストセラー作家。

 最も有名な作品には『オリエント急行の殺人(オリエント急行殺人事件)』(1934年)、
『ナイルに死す』(1937年)、『鏡は横にひび割れて』(1962年)などがある。ほかにも
戯曲『ねずみとり(The Mousetrap)』(1952年)なども執筆した。

 最も人気のキャラクターはシリーズ化されたポアロとミス・マープルだ。

 クリスティは、1976年に85歳で死去する前に、お気に入り作品の権利を娘と孫
(プリチャードさん)に譲渡した。

 プリチャードさんは、「祖母はとても気前のいい人で、わたしが9歳のときに
『ねずみとり』の権利を譲ってくれた」と語る。「幼すぎて当時は十分に価値を
理解できなかったけれど、ずいぶんビジネスに活用させてもらったよ」

 プリチャードさんが初めてクリスティの本を読んだのは10歳のとき。イングランド
南西部デボンの崖の上にあるクリスティの家で、本棚にあったクリスティの本を
手に取った。

「10歳のときに選ぶべき本ではなかったね。『そして誰もいなくなった』には10件の
殺人事件が起きて、中には結構陰惨な殺人もあるからね」

ソース:AFBBBニュース 2010年10月20日 12:40
http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2767567/6344597


4 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2010/10/20(水) 12:57:38 ID:rXZiiLj5O [1/2]
ドイルも同様


6 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2010/10/20(水) 12:58:31 ID:I4whtH/D0
ホームズなんて出版社の圧力で生き返ったしなぁ


9 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2010/10/20(水) 12:59:50 ID:YsmN4fktP
集英社の漫画家かよ


11 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2010/10/20(水) 13:00:12 ID:1lLtaVum0
アクロイド殺しのようなアンフェアな作品を書いた罪は重い
永久に叩かれるべき

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182 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2010/10/20(水) 21:39:54 ID:K6LnRCMH0
>>11
あれのお陰で1ジャンル出来たんじゃないか




12 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2010/10/20(水) 13:00:31 ID:OFlsX5vF0 [1/3]
ホロー荘のときはみんなに突っ込まれてたな
この作品ポワロ要らないじゃんって


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15 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2010/10/20(水) 13:01:39 ID:wboUNBft0
脳細胞が本当に灰色の人はいるのか


16 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2010/10/20(水) 13:01:40 ID:6SW18VR6O
前から言われてなかったか?
家出したり『カーテン』ではねえ

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19 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2010/10/20(水) 13:02:41 ID:JK7XPA040
俺もうんざりだよ。
クリスティ文庫は普通の文庫より少しデカイから、棚に入んねーんだよ。



20 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2010/10/20(水) 13:02:42 ID:/KC7Bt2s0
そして誰もいなくなったは面白かったなぁ

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39 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2010/10/20(水) 13:06:13 ID:6q5jjzEG0
だって設定がそもそも、鼻持ちならないベルギー人だもんな

哂いながら読ませたい出版側とお洒落に書きたいクリスティでは、
落とし所がないのも頷ける

ドラマ版で一番好きなのは砂に架かれた三角形です。ヘイスティングが
出てこなくなった後のは見る価値が無いと考えています


43 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2010/10/20(水) 13:08:27 ID:WapPJyArO [1/2]
アイディアが尽きないって小説家としては最高の能力だよな


49 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2010/10/20(水) 13:12:47 ID:efcL+hV60 [2/2]
>>43
ワンパターンだったけどね
後期になると
「うちの子供達にもすぐ犯人が見破られる」っていってたとか




46 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2010/10/20(水) 13:11:10 ID:ou9qj9+7O
まあミステリー作家なんて多かれ少なかれみんなそんなもんだろうう。
京極堂シリーズを安売りしないでも済む京極夏彦や
新宿鮫以外でも食いつなげられる大沢在昌なんかはその点恵まれてるよ。


47 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2010/10/20(水) 13:11:24 ID:OFlsX5vF0 [2/3]
「春にして君を離れ」「終わりなき夜に生まれつく」とかポアロ物でないものに尋常でない傑作があったりして
さすが世界一ではある

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52 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2010/10/20(水) 13:14:48 ID:pqw0jcx00
ミス・マープルのほうが好きだ、
でも読みすぎると人間不信になるけどw

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53 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2010/10/20(水) 13:15:08 ID:FyQduddT0 [1/4]

冷静に考えて見れば、無茶で特殊な設定というかあの時代(19世紀末-20世紀前半)
だけでしかあり得ないお話だよなー

田舎に巨大な大きな屋敷があって何故か仕事も何も無い遠い親戚だの知り合いだのが10人近く
一日中仕事も何もしないで毎日毎日そのお屋敷の中でゴロゴロしている。
子供のときは不思議に思わなかったけど冷静に考えると凄い世界だ。

第二次世界大戦前までしかあり得ない世界。かと言って19世紀前半だと警察機構だの
科学的捜査だのがあんまメジャーじゃない

その環境じゃないとあの手のお屋敷ものだの密室だのあり得ないしなー。
赤の他人の容疑者が同じ家の中に何人もいてしかも他の人間がなにしてるのか
知らないとか

日本の新本格ミステリーとか、そのシチュエーションを再現しようとして
色々苦労しているよな、そんな無茶な状況を現代の日本で成立させるのに。
どうしてもファンタジーになる。


56 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2010/10/20(水) 13:16:27 ID:WapPJyArO [2/2]
自分のおばあちゃんが四六時中殺人のトリックについて考えてるってちょっと異様な状況だよな


60 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2010/10/20(水) 13:19:58 ID:bu7Po1ZLP
掲載誌がジャンプだったら同じ書き続けるのでも中身を薄めて楽にやることができただろうに…。

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105 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2010/10/20(水) 14:29:16 ID:yTuArW+F0
>>60
絵だって背景スカスカでいいしねw




70 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2010/10/20(水) 13:27:55 ID:vzrEHPjQ0 [1/4]
だからポアロ最後の事件はあんなんなのか


77 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2010/10/20(水) 13:36:02 ID:FyQduddT0 [2/4]

捜査担当の警察が犯人
ホームズ役が犯人
ワトソン役が犯人
子どもが犯人
犯人はいなかった。
実は自殺だった
実は自然死だった
そもそも殺人事件(死体)なんてなかった
登場人物全員グル

ミステリ小説ってかなり初期の段階で意外なアイディアって
全部すでに古典で使われてるよな。メタミステリなとこまで。

お話自体とか人物はベタなアガサ・クリスティが一番そういうのに
熱心だったような気がする


106 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2010/10/20(水) 14:30:31 ID:i2Wf6xd90
やっぱりオリバー夫人に語らせてたのは本音だったかw

アガサの小説は「はいはい、女ってこういう男が好きなんだよなぁ~」という
奴が犯人だったりするから読んでて心地良い。

書き手としてのサービス精神が高橋留美子に良く似てるw


109 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2010/10/20(水) 14:43:35 ID:vzrEHPjQ0 [4/4]
恐らくイギリス人がもつ先入観だったりを人物に押し込めるんだよな。
庶民、労働者階級が理解しやすいような「典型例」を持ってくる。
いや人間てこんなもんじゃないだろ、と思うんだがw

でもポアロの「カーテン」で犯人にああいう奴を持ってきたんだよな。
ああいうのも書けるんじゃん、と思ったわ。


110 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2010/10/20(水) 14:46:58 ID:FyQduddT0 [4/4]
非ミステリだと「春にして君を離れ」みたいな深い人間観察の本を書けるのに、
なんでミステリだと登場人物がお決まりのパターンになるのか。


でも「春にして君を離れ」もでもある意味ミステリだな、自分の内面そのものが犯人とトリック


124 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2010/10/20(水) 16:24:32 ID:na8r8eXH0 [2/3]
マープルには不満はなかったの?


125 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2010/10/20(水) 16:29:39 ID:NOyMyDuG0 [4/4]
>>124
マープルのモデルはアガサの祖母(血はつながってないが)でアガサは祖母をやかましく思ってたけど愛していたので気に入ってはいるでしょうね




131 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2010/10/20(水) 16:51:30 ID:uqIQ+7d10 [1/2]
編集による作品の引き伸ばしって、昔からあったのね…


132 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2010/10/20(水) 16:53:26 ID:na8r8eXH0 [3/3]
>>131
紫式部が読者のもっともっとという催促にうんざりしていたという記録があるらしいよ




192 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2010/10/20(水) 21:50:29 ID:2RjTdAebO
検察側の証人って30ページくらいしかない超短編だから子供のころ図書室でなんとなく読んでたら
スゲー鬱な終わり方でしばらくトラウマになった

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227 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2010/10/20(水) 22:27:34 ID:XW5eDoso0 [1/2]
伏線が必ず消化されるから犯人がわかりやすい
過去の話が出てきたら、たいていその中に犯人ガイル
どうでもいい話で読者を惑わすと言うことが少ない気がする


230 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2010/10/20(水) 22:30:44 ID:Uw6c8y/W0
>>227
でもそこが良いところでもあるな


232 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2010/10/20(水) 22:33:31 ID:oHNqNzMtO [7/7]
>>227
逆にどうでもいい話を撒き散らして伏線も放りなげる事が多いのがカーだな。
故に、ハマった時は快感だが、とんでもない駄作も数知れず。




242 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2010/10/20(水) 23:13:03 ID:/Vy/qPSa0
クリスティが一番楽しそうに書いてるのは、7つの時計みたいな
軽いノリで若い男女がじゃれ合う作品だからな

どちらかというと今のライトノベルというか少女漫画家に
近い人だったと思う


332 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2010/10/21(木) 19:33:42 ID:KCMf1rXPO
ねじれた家?あれも凄い
実験的なんだよなアガサ
奇をてらっているように見えない所が巨匠

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62 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2010/10/20(水) 13:21:13 ID:6Xk0Xl+y0 [1/2]
つかこの話有名なのになんで今頃って感じだ
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[ 2010/10/24 23:16 ] ミステリ | TB(0) | CM(0)
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