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呪文詠唱に使われる仰々しくて古めかしい言い回しって源流はどこにあるの?  

619 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2011/10/19(水) 09:52:27.95 ID:/7GDp/PC [1/2]
呪文詠唱に使われる仰々しくて古めかしい言い回しって源流はどこにあるの?



620 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2011/10/19(水) 09:58:25.92 ID:np23Yp/i [2/7]
だいたいヘブライ語か北欧系、がんばって古ノルド語風
和風ならサンスクリット系か、がんばってヴェーダとか

……考えたら日本風の伝奇物でも本当に日本独自のものってほとんどないよな。呉か漢語の中古音
古い外語というだけで神秘性を感じるのが、むしろ古来からの日本なのかもしれん


621 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2011/10/19(水) 10:26:16.32 ID:/7GDp/PC [2/2]
>>620
ごめんごめん、そういうのも知りたいけど
日本の創作物で「汝」とか「我」とか入ってる呪文
今では厨二と呼ばれてしまう文体がどこで確立したのかなって話



623 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2011/10/19(水) 10:31:24.68 ID:np23Yp/i [3/7]
>>621
たとえばだけど、これは改訳聖書あたりの古文調
http://ja.wikisource.org/wiki/%E5%89%B5%E4%B8%96%E8%A8%98%28%E6%96%87%E8%AA%9E%E8%A8%B3%29#.E7.AC.AC1.E7.AB.A0


624 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2011/10/19(水) 10:40:22.47 ID:MZ+RuluS [1/2]
>621
ブレイクスルーはスレイヤーズだろうけど、源流は何だろうね。

「りん・ぴょう・とう・じゃ・・・」(変換マンドクセ
を現代語置換して修飾していったらたどり着いたんじゃないかなー。

ビビデバビデブーまでたどり着いちゃうと、源流探してる間に遭難した感があるな。



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625 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2011/10/19(水) 10:49:48.57 ID:np23Yp/i [4/7]
>>624
富士見のラノベ系統に限定してもソード・ワールドのほうが古いし知名度も充分かと
それらの源流はトールキン、トールキンは英文学の教授で古典とノルド諸語に精通していた


622 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2011/10/19(水) 10:31:19.70 ID:4HsoZtO4
汝って聖書の日本語版で使われてるから下手したら江戸時代あたりか?
「我は~」は知っている限りだと18世紀フランスで流布した魔術の呪文の日本語訳


627 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2011/10/19(水) 11:07:33.49 ID:r403a7rr
ライトメディア的には悪魔くんあたりでいんじゃね?


628 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2011/10/19(水) 11:57:30.06 ID:np23Yp/i [5/7]
でまあ、トールキンなどの創作中の台詞なんかは、ジェームズ王欽定訳聖書の影響が凄く大きい
欽定訳は代表的な中(古)英語で、それを日本語訳せば古文調になる


630 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2011/10/19(水) 13:58:44.98 ID:dKSql5ke [2/2]
其(そ)はなんとかの~って詠唱して、発動時だけ焼き尽くせとか砕け散れって掛け声入れるパターンは何からなんだろな

古文調やわかりにくい言葉がものものしく、カッコイイって感覚だけなら
それこそお坊さんのお経もあるから人類の起源まで遡りそうだな

佐藤賢一の傭兵ピエールっていうラノベっぽく楽しめる小説があるんだけど
ラテン語に憧れがあってラテン語囁かれると絶頂する女が出てたよ


632 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2011/10/19(水) 14:53:43.31 ID:MZ+RuluS [2/2]
>630
ゲームの魔法をノベライズとかで表現するときに定着したような気がする。
ゲーム的には「ホイミ」「ギラ」のほうが良いけど、文章だと味気なくなるから、
「癒しの力をなんとかなんとか~、『小治癒(ホイミ)』!」みたいな。


631 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2011/10/19(水) 14:47:54.14 ID:np23Yp/i [6/7]
その手の用法だと、「其は我は誓わん」で有名な牧誓のこれが浮かぶ
  カノホコ ア      タテ        ボウ      ワレ
爾の戈を稱げ、爾の干を比べ、爾の矛を立てよ。予は其れ誓わん


633 名前:イラストに騙された名無しさん[] 投稿日:2011/10/19(水) 15:55:38.92 ID:uRq5udLy
剣道や剣術の気合いとかが基礎にありそうな気もする
僧侶の喝やKさんの破っー!の方かもしれないが


640 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2011/10/19(水) 19:38:25.75 ID:lYC1NmE+
>>633
掛け声、発声しながらバレーのスパイクや剣道の面打ちをすると
力積が30%ぐらいあがるそうな

ただ、バレーの場合、掛け声が本人だけでなく、周囲からも声掛け
すると力積30%アップはかわらないけど、コート内に入る正確性が
下がるとか

バレー部などでスパイク打つときは、まわりから声を掛けるよう指導が
はいるので単独発声のスパイクは難しいとか


634 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2011/10/19(水) 16:15:19.80 ID:np23Yp/i [7/7]
焼き尽くせ!砕け散れ! みたいなのは詠唱じゃなくて大見得を切ってるんだと思うが

ダイ大が呪文と技を漢字で表記してそれにルビふってたのが有名かと
あと萩原一至。バスタードは他の作家にかなり影響を与えてる
萩原一至がアシやってたきまぐれオレンジ☆ロードでは、能力と書いて「ちから」とルビしてた


638 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2011/10/19(水) 19:23:41.89 ID:5ehWN6dz [1/2]
>>634
炎の精霊的な存在に言ってるのかもしれないし、言霊として対象に直接言ってるのかもしれない!
> 焼き尽くせ!砕け散れ! みたいなの


635 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2011/10/19(水) 17:10:11.46 ID:+vfbB4XG
一方オーフェンでは「声だったらなんでも良い」というものだった

熱衝撃波の一般的な詠唱が「光よ」ななか「我は放つ光の白刃」を選ぶコルゴンとキリランシェロ
謎な2人だ。大抵は師匠と同じ詠唱にしてるんだが



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639 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2011/10/19(水) 19:30:00.44 ID:ocbBHa6B
「我は~」系はダイナソアの影響じゃないの?


655 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2011/10/20(木) 08:02:35.58 ID:jPeJ7mMK
>>639
「我は放つ光の白刃」ほかいくつかがそのまんまだったから多分ダイナソアが元ネタだと思う


697 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2011/10/21(金) 17:02:51.86 ID:VC6r/MW6
ちょい上で宣言・呼びかけ系の文章系呪文について語ってたけど、
じゃあ、難解な「形容詞+名詞」をいくつも並べる系の呪文について。
(ラノベ板なのに今、具体例がブリーチしか出てこない。ごめんよ)
ああいうのってやっぱり厨二的にかっこよさげなの並べるだけで
作者も意味はわかってないんだろうか。
明確に単語自体や法則性に意味のある設定や元ネタのある作品てあるの?


699 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2011/10/21(金) 18:06:55.89 ID:51vG3Js7 [3/3]
>>697
概論的にいえば
どこの地域も、先文字時代の人々は謡いや口承による伝承にいまの人々より長けていた
簡単にいえば「必然的に話が上手だった」

なかでも覚えやすくて長く保存されるものは、いまの流行歌や物語とそんなにかわらない基準、つまり
まずわかりやすく、あとは面白かったり美しかったり心地よかったりぶっとんでたり教訓的だったり実感のこもったりするものが
支持を受けて広まった
なかでも重要な「わかりやすさ・うつくしさ」はいまの詩とおなじようなことで特徴付けられた
つまり韻を踏んでいたり、よい定型句があったり、折句(なんらかの規則性のある配列)が織り込んであったり。
偉大な方や民族的英雄、人気のあるトリックスターなどへの形容もおなじ。聞いている者のワクワク感を引き出すためのいろんな工夫がされた
上手な語り部は非常に尊敬され、村々から招待され歓待されたことが、アイヌの古伝でも知られている
この語り部を職能とした者のなかには欧州の少数民族で迫害されてきたロマ、いわゆるジプシーの一部も含まれる。
生活形態が職能と調和した結果だろう

そういったなかで文学として残ったものはほんの一部かもしれないが、残ったものは上質なものが多い
ベーオウルフやエッダ、カレワラは、欧州文化が世界で優勢になった余波で他の世界にさまざまな形で伝わった
音楽や詩文や物語の紹介者がいて、それが世界中で読まれたり聞かれたりしたってことだけどね

だから>>697のいうようなものの源流も、かなりの部分がこれらに由来すると思う


713 名前:697[sage] 投稿日:2011/10/22(土) 01:14:02.10 ID:2dHBuHLz
>>699
ちょっと難しくてよくわからないんだけど、それって質問の中身噛み合ってる?
上で言ってる個々の単語はその口伝から拾ってきたんだろってこと?


722 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2011/10/22(土) 10:00:11.75 ID:5Ubji3OY [2/5]
>>713
だから

>ああいうのってやっぱり厨二的にかっこよさげなの並べるだけで
>作者も意味はわかってないんだろうか。

のとおり「厨二的にカッコヨサゲなの並べるだけで書いた奴も意味はわかってないんだろう」ニュアンスで>>699を書いてるだろ?
内容はともかく、その方法論をトレースしているのだ。我ながら質問にかなり忠実に答えた自信作だ、褒めろ

みたいな、ちょっと捻くれた感じで表現したものがわりと受けてる気がするね。日常系のラノベは


でも割とまじめに699で答えてるつもりだけどさ。
カレワラやベーオウルフは指輪物語やシルマリルリオンの元ネタとなっている。
音楽では、具体的にはシベリウスは意識的にカレワラを表現しようとしたし、ワーグナーのニーベルングの指環はドイツの古い英雄譚から着想している
呪文の口上を身近なものにしたのはTRPGの「なりきり」だな。TRPGのなりきりを支えたのは上記の作品
ビデオゲームやPCゲームもここから発展している。
神々や英雄や物事を比喩的な表現で言い換える技法はスカルド詩のヘイティが有名。ヨーロッパやロシアの象徴主義につながる
製作者それぞれの他知識やアイデアを組み合わせてるから、個々の「源流」はもっと多岐にわたるでしょ、当然


723 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2011/10/22(土) 10:03:38.43 ID:5Ubji3OY [3/5]
>>722
訂正
ヘイティ→ケニングやヘイティ






元スレURL:http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1317050190/
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[ 2011/12/01 10:40 ] ファンタジー | TB(0) | CM(2)
源流は知らん
知ってるWIZのマンガでティルトウエイトの詠唱がこうだ

神により地の奥底に封印されし闇の国に、古より絶える事無き清めの炎よ
我に仇なす邪なる者どもの、現の身を焼き尽くしその魂を御身が下へ返さんが為
その大いなる炎の力を、我に貸し与えたまえ

当時必死で暗記して憶えちまったよ・・・
[ 2011/12/01 18:10 ] [ 編集 ]
>>米1
ティルトウェイトは真言設定なんだからそのまま日本語訳でいのに
「疾き風よ、光と共に解放されよ」を読むとティルトウェイトになる

あと、無属性だから炎でもないし破邪効果もついてないし
そして、マジックユーザーが神を語るとかワロ

筆者は設定とかよくわかってないけどとりあえずかっこいい感じにしようとして脳内設定目覚めちゃったんだろうな
そういうのが数百年単位で積み重なってきたんじゃねーかなぁ
[ 2012/09/17 17:57 ] [ 編集 ]
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