1 名前:
丑原慎太郎φ ★[] 投稿日:2013/03/14(木) 10:40:59.08 ID:???0
★登別の漫画家・横山氏「アイヌ語絵引き地引き」下巻出版
アイヌを題材にした作品などを描く漫画家、横山孝雄氏(76)=登別市登別本町在住=が
編さんを続けてきた新アイヌ語辞典「アイヌ語絵引き字引き」(B6判、80ページ)の下巻が出版された。
昨年、上巻を世に送り出しており、10年以上の歳月と自費を投入し上梓(じょうし)した労作。
上・下巻合わせると26年前に発行した「イラスト辞典」の”完全復刻版“となる。
横山氏は「アイヌ語に親しむきっかけをつくりたい」とさらなる創作意欲を燃やしている。
下巻は上巻同様、和訳の訂正や現代日本語表記に刷新。
「人と自然」「こころと自然」「人びとの暮らし」の3部に分け、実践的に使える約1300語を収録した。
ほぼ全ページに掲載されているイラストは新たに描いた。
登別や白老といった道内を中心に撮りためた自然風景、自宅周辺に現れたキツネなど動物の写真も載せている。
アイヌ語絵引き―は、横山氏の妻で「知里幸恵 銀のしずく記念館」(登別本町)の館長を務めるむつみ氏が刊行した
「アイヌ語会話イラスト辞典」の姉妹本。
イラスト辞典は、むつみ氏の父・知里高央の未完の遺稿集「アイヌ語彙(ごい)記録」(1939年発行、894ページ)が
基となっており、道内で使われていたアイヌ語の「共通語」と、道北、道東、道南で話されてきた「方言」が約2500語収められている。
高央はアイヌ語資料編さんに取り組み、心血を注いだことで知られる。
出版後早速、白老のアイヌ民族博物館職員から「来館者の案内時に役立つ」といった礼状が寄せられたほか、
アイヌ語を学ぶ学生から「かばんに入れて持ち歩いている」などの反響もあるという。
漫画家の故赤塚不二夫と親交が深かった横山氏は、アイヌに関わる作品も多く出版しているだけに
「写真と漫画のコラボレーションも楽しんでほしい」と期待を寄せている。
千部印刷。銀のしずく記念館(電話0143・83局36**番)で1冊770円で販売しており、
売り上げの一部は同記念館の運営費に充てられる。
室蘭民報
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2013/03/14/20130314m_05.html