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ライトスタッフ◎φ ★[] 投稿日:2012/06/29(金) 17:39:36.82 ID:???
異色の料理本が売れている。その名も『家メシ道場』。著者は会社員・漫画家・編集者
・プランナーなど、それぞれに職業を持つ料理道楽の男ばかり11名のユニット「給食系男子」
という点もユニークだ。出版社は主にビジネス書を手がけるディスカヴァー・トゥエンティワンで、
料理本は初めてという異色ずくめとなっている。
今年4月に出版されると、毎日新聞の書評欄「今週の本棚」で紹介され、フジテレビ系の
「めざましテレビ」で軽部真一アナウンサーがこの本のレシピをスタジオで再現。この日は
なんとAmazon.co.jpの総合書籍ランキングで売り上げ1位を記録した。書店ではこの本の
まわりに鍋やフライパンを並べ、「黄金チャーハン 1人分77円」「ナスのみそ炒め定食
1人分91円」など居酒屋風のポップを貼るなど、大プッシュしてくれたこともあり人気に
火がついた。発売1カ月で5万部を突破、現在の発行部数は4刷6万6000部だ。
この本の魅力は、1食100円程度の材料費で作れる、3工程で作れる、しかもおいしい、という
“安い・早い・うまい”レシピになっていること。レンジでチンするぐらいしか料理をしたこと
がない、自炊は完全に初めてという男性向けに丁寧に編集されている。第1章「ほぼ鍋一つ!」、
第2章「100円セット」、第3章「使いまわし」、第4章「30円でもう一品!」、第5章「100円
つまみとおもてなし」のほか、基本の調理器具と調味料、“炊飯器ごはん”を極める、食材の
保存法など、何も知らない人に手とり足とり教えてくれる内容だ。
この本ができたのは、担当編集者の千葉正幸氏が「コンビニ弁当にホカ弁や外食も飽きてきたし、
意外に高くつく。そろそろ自炊を始めようかな」と話す、社内の若手男性社員たちの雑談を
小耳にはさんだのがきっかけ。そこでこの本の企画を思いつき、知り合いのフリー編集者
・松浦達也氏に相談すると、実は彼が「給食系男子」のメンバーの一人だったというわけだ。
購入者は男性6割、女性4割で主婦にも人気がある。大学生から独り暮らしのお年寄りまで
老若男女に支持されており、今後ますます売れ行きを伸ばしそうだ。
●「家メシ道場」1050円。新書サイズで一見料理本には見えないので、
男性でも購入しやすい(左=表紙)。100円以下で作ったとは思えない、
ボリュームのある和・洋・中のレシピが登場する(右=「シンプル中華丼」のページ)
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