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おじいちゃんのコーヒー ◆I.Tae1mC8Y @しいたけφ ★[] 投稿日:2013/04/15(月) 13:50:39.47 ID:???0
詩人、劇作家、映画監督、演出家…。多彩な〝顔〟を持つ寺山修司が1983年5月4日、
47歳で急逝してからことしで30年。節目を迎え、全国各地で演劇や展覧会などの
記念イベントがめじろ押しだ。寺山が少年期を過ごした三沢市内でも、寺山修司記念館を
中心に関連する催しが繰り広げられ、関係者は「没後30年を機に、まちを盛り上げたい」と、
さらなる寺山の魅力発信へ意気込んでいる。
同記念館の指定管理者で、寺山に関するイベントを手掛けるテラヤマ・ワールドが、
没後30年記念事業として認定したイベントは、開催済みのものも含めて
演劇21公演(10日現在)、展覧会10事業、5カ所での映画祭などで、
例年と比べて「3倍近い数」(笹目社長)に上る。刊行物も多数、出版される予定だ。
同市でもさまざまな関連イベントが計画されている。寺山の著作を紹介する企画展が
6日から同記念館で開かれているほか、星野リゾート青森屋(旧古牧温泉)と
提携した移動企画展が4月中にスタート。命日には同記念館で「修司忌」が行われる。
8月の三沢まつりには、寺山が主宰した劇団「天井桟敷」の美術を担当した
宇野亜喜良さんデザインの山車がお目見えする。寺山が好んだ「砂糖入りカレー」
などの食事を提供する「寺山食堂」事業は、市内五つの飲食店で昨年から行われている。
30年余のファンである笹目社長は寺山について「さまざまある肩書のうち、
あえて一つ挙げるなら詩人。『言葉の人』だと思う」と語る。「言葉の魅力、
魔力を知ってもらいたい」と、新たなファンの掘り起こしも狙う。
天井桟敷元劇団員の佐々木英明同記念館館長は「作品は難解で分かりづらいと
敬遠されがちだが、寺山さんの気取らない人柄、素顔を紹介していきたい」と、今後の企画に意欲を燃やす。
一方、同級生や地元ファンらで組織する寺山修司五月会は、
市内の小田内沼周辺に建立した短歌道標の修復や記念事業として市民大学の開催を
計画。山本優会長は「寺山を三沢の観光資源に、まちを盛り上げていければ」と話している。
http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2013/04/15/new13041508top.htm