1 名前:
依頼@@@@ハリケーン@@@φ ★[] 投稿日:2012/10/12(金) 20:41:15.43 ID:???
米グーグル社が9月から、日本でも電子書籍サービス「グーグルプレイ ブックス」を
開始した。タブレット型端末「ネクサス7」の日本発売と同じタイミングでの導入だ。
同社の佐藤陽一・出版コンテンツアジア太平洋統括部長に話を聞いた。
同社はアメリカでの電子書籍サービスを2010年にスタート。今回の開始段階での
日本語書籍のタイトル数は公表されていないが、同社は角川グループやPHP研究所など
と提携したことを明かしている。現時点での点数はそれほど多くないが、佐藤部長は
「早晩他社に追いつけると思っている。現在、日本で流通しているコミック以外の電子
書籍は2~3万点程度に過ぎない。点数が増えるまで(サービス開始を)待つよりも、
使ってもらうことで理解が進むと考えた」と語る。
同社の電子書籍の特徴は、クラウドコンピューティングを活用したサービス。電子書籍
をネットワーク上で管理し、利用者は読む権利を購入する形で、タブレット端末やパソ
コン、スマートフォンなどで読むことができる。このほか、インターネットに接続して
いない環境でも読むためダウンロードすることも可能だ。クラウドという「書斎」から、
必要な書籍を端末に取り出して読むというかっこうで、佐藤部長は「本を読む人にとって
、利便性の高いサービスだ」と自信をのぞかせる。
09年にはグーグルが進めていた書籍の大規模なデータベース化事業について、アメリカ
の作家団体などが争った集団訴訟の影響が日本にも波及し、大きな問題となったことで、
国内の出版社や著者の間には警戒心も根強い。ただ、佐藤氏は「今回販売される電子書籍
は、出版社との契約に基づいて提供されたもので、アメリカの図書館でスキャンされた
日本語書籍が販売されることはない」と説明。「アメリカではほとんどの出版社の電子
書籍を販売しており、読者から見て(サービスが)有用であるのかどうかで、判断して
ほしい」と語った。
出版社との交渉で焦点となっている書籍の価格決定権についても、出版社側が価格決定権
を持つモデルと、グーグル側が販売価格を決める卸売りモデルがあり、「フレキシブルに
対応している」という。
今後はカラーで高画質のタブレット端末の特性をいかし、雑誌の取り扱いも検討して
いる。佐藤部長は「雑誌、写真集、コミックなど、カラー(の端末)をいかせる作品を
出していきたい」と述べた。(文化部 川村律文)
ソース:YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20121009-OYT8T01041.htmhttp://www.yomiuri.co.jp/photo/20121009-828825-1-L.jpg