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『青空文庫』創設者の富田倫生さんが死去  

1 名前:禿の月φ ★[sage] 投稿日:2013/08/17(土) 11:31:10.87 ID:???P
富田倫生氏(とみた・みちお=青空文庫の世話人)16日、
肝臓がんのため死去、61歳。葬儀は近親者のみで営む。
喪主は妻、晶子(あきこ)さん。後日、お別れの会を開く予定。

日本における著作権保護期間を満了した文献のアーカイブの草分け的存在である
『青空文庫』の創設者で、プロジェクト呼びかけ人を務めていた富田倫生
(とみた みちお)さんが16日の午後12時8分に亡くなりました。61歳でした。

1952年、広島県生まれ。早稲田大学政経学部を卒業後、編集プロダクションを経て独立。
1980年代はまだ少数だったコンピューターやネットワークに関する記事を専門にライター活動を行い、
1985年には名著『パソコン創世記』を刊行しました。

1990年代にはいち早く電子書籍の将来性に着目しますが、C型肝炎を発症し
長期入院を余儀なくされた中で米国の『プロジェクト・グーテンベルク』(PG)と同様に
著作権が消滅した文章をインターネット上で公開する日本版『PG』を発案し、
1997年に自らプロジェクト呼びかけ人として立ち上げたのが『青空文庫』でした。

皮肉なことに『青空文庫』が誕生した翌年には米国で悪名高き“ミッキーマウス法”が
成立して著作権保護期間が「個人の死後70年または法人の公表後95年」に延長され、
21世紀に入ってからも米国や欧州連合(EU)の圧力で世界各国が著作権保護期間延長を
強いられる状況が現在も続いており、環太平洋経済連携協定(TPP)やEUとの経済連携協定
(日欧EPA)を抱える日本も例外ではありません。(>>2以降に続きます)

ソース:MSN産経ニュース2013.8.17 11:00
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130817/bks13081711020004-n1.htm
ガジェット通信2013.08.17 01:21
http://getnews.jp/archives/400001
青空文庫の富田倫生さん 逝去(ポシブル堂書店からのお知らせ)
http://necom.cocolog-nifty.com/information/2013/08/post-0c44.html


2 名前:禿の月φ ★[sage] 投稿日:2013/08/17(土) 11:31:28.48 ID:???P
(>>1からの続きです)
そのような過酷な状況下にあっても富田さんは毎年1月1日に著作権保護期間が満了し、
新たな作品を『青空文庫』に迎え入れ続ける活動を実践し続けました。
そうして、著作権保護期間の延長がごく少数の作品のメリットと引き換えに
おびただしい数の作品が再び世に出ることも無く朽ち果てて行く状況に
敢然と異議を唱え、文化審議会著作権分科会でヒアリングが行われた際も
米欧の尻馬に乗って延長賛成を主張する国内の権利者団体と真っ向からぶつかり合いました。

結果、2008年9月に著作権分科会は中間報告で「十分な合意が得られた状況ではない」として
この時点での延長は事実上の見送りとなりましたが、その後も富田さんはTPPや日欧EPAで
延長が強行されるのではないかと言う危機感を常に抱き続けていました。

そして、先月には『Twitter』で今年から著作権が消滅した吉川英治の『三国志』を
9月以降に公開すると異例の予告(https://twitter.com/aobeka/status/355934612595290113[リンク])を
行っていた矢先の16日、電子書籍登録サイト『ポシブル堂書店』の公式ブログで訃報が発表されたのです。

富田さんが立ち上げた『青空文庫』は15年で1万点以上のテキストを収録する
世界有数のインターネット・アーカイブに成長しました。今後はその業績が改めて
評価され、彼の遺志が次の世代に受け継がれて行くことでしょう。謹んでご冥福をお祈りします。(了)



インターネット図書館 青空文庫インターネット図書館 青空文庫
(2005/11)
野口 英司

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5 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/08/17(土) 11:33:57.64 ID:BtSMnRjr0
若すぎる。ご冥福を。


6 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/08/17(土) 11:34:19.85 ID:7yVdrd7q0
青空文庫には大変お世話になっています
ご冥福をお祈りします



9 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/08/17(土) 11:35:38.15 ID:fCF52d600
ご冥福をお祈りいたします。向こうでは文豪と仲良くしてね


10 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/08/17(土) 11:38:18.71 ID:U8frZ4DD0
ご冥福をお祈りいたします。
向こうでは文豪になれず、作品が消滅してしまっていたはずの
幾万の著作者と楽しくやってください。


15 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/08/17(土) 11:40:22.53 ID:6FG/YiPkP
乗っ取られて金儲けに使われなければいいんだがなぁ

ちゃんと見張るべき


37 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/08/17(土) 11:56:22.57 ID:0a8gJw/dP
>>15
既にKDPで儲けてる奴いるよ。商用フリーだから。
青空文庫使って儲けた奴は香典出すか儲けの何割かを活動費として寄附するように

つ菊


63 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/08/17(土) 12:26:01.73 ID:74ml9CNt0 [1/3]
>>37
任天堂は、DSソフトを出す際に、お金と人員を提供してるんだよね
「入力:任天堂株式会社」っていう作品をたまに見かける

amazonのkindleや楽天koboは、思いっきり「無料作品」って形で商売にしてるけど
きちんとお金とか提供してるんだろうか


29 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/08/17(土) 11:45:13.18 ID:7trOsJhU0 [1/2]
>1985年には名著『パソコン創世記』を刊行しました。
これは、書籍で購入して読みました。
日本のマイコン、パソコンの初期の開発の様子が書かれてあります。
青空文庫に収録されてあり、見ることができますから、
皆さんも読んでみて下さい。


33 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/08/17(土) 11:50:10.68 ID:dlkfzHD90
青空文庫が無かったら手に取っていない
読んでいなかったであろう名作が沢山あります。
ご冥福をお祈りいたします。


49 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/08/17(土) 12:10:21.47 ID:IwWwj/oy0 [1/2]
文学作品は縦書きで読みたいんだが。
あれ何とかならんかのう?


59 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/08/17(土) 12:19:02.52 ID:yrzH6AO10 [2/2]
>>49
青空文庫ビューアあるじゃない
PCでならTxtMiru がシンプルで文字の表示もきれいなのでおすすめ


76 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/08/17(土) 12:45:44.29 ID:BDt+MAYF0
書籍だけだったら消え去っていくかもしれない多くの作品をデータとして残した功績は偉大。
おかげさまでいつでもどこでも多くの作者の作品に触れることができる。
協力者の皆さん含めて青空文庫には本当に感謝してる。
こういう事業って発想は簡単でもここまで拡げるのはご苦労が多かったと思う。
ご冥福をお祈りします。


82 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/08/17(土) 12:57:58.89 ID:baGMfPIg0
えええ…。悲しい。
青空文庫には、いつもお世話になっているだけに…。
どうか安らかに。。合掌


86 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/08/17(土) 13:04:49.12 ID:pDG+IQWs0 [2/2]
しかし青空文庫はこれからどうなるんだろう…
続いてほしいものだが…


91 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/08/17(土) 13:15:51.41 ID:M+3U+UpU0 [1/2]
この人がライター時代に書いた「青空のリスタート」というPC関連連載のエッセイというかコラムの寄せ集め本があって、何気なくそれを買って、楽しく読んだ。
結構読み終わった本は捨てるんだけど、
コレは残ってる。どっちかというと、ちょっとハイテンションで楽しい文をかける人だった。それにセンスも良かった。(広く浅くいろんなことが書いてあった。一時期パソコンから離れてた俺には非常にわかりやすくて、卒論のテーマを決めるのに役に立った。)
90年代前半だと思う。この頃に長期入院して退院したってことは書いてあった。

つうか、訃報を聞くまで青空文庫の創設者だったなんて気づかなかったよ。
俺にとっては2重にお世話になった方です。
本当に残念だ。


99 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/08/17(土) 13:25:56.17 ID:2IzwJB0f0
まじか…
青空文庫にはすっごいお世話になってるのに…
ご冥福をお祈りします


106 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/08/17(土) 13:29:55.35 ID:EDscIi7X0
青空文庫がなければ読む機会のなかった作品が幾つもありました。
合掌。


119 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/08/17(土) 14:08:49.72 ID:MdB3503o0 [1/2]
無料で読めるからいいよね
wikiが現代の百科全書派みたいな感じだから(捏造多いけど)
青空文庫は現代の群書類従とか四庫全書を目指すべきだと思う


122 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/08/17(土) 14:15:06.66 ID:23AIjsTa0
青空文庫のおかげで、夏目漱石や太宰治の本を読みまくれた

まじでありがとう


123 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/08/17(土) 14:16:31.47 ID:1w5fIGG70 [1/2]
ありがとうございました。
偉業でした。

ご冥福をお祈りします


130 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/08/17(土) 14:30:01.74 ID:ToUpOSIvO [1/2]
これは、痛恨の極み。ご冥福をお祈りします。
名作と身近にして頂いた。太宰の作品など、お世話になりました。


131 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/08/17(土) 14:31:49.44 ID:q/494APe0
ご冥福をお祈りします。
海野十三がいろいろ読めて感謝してます。


147 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/08/17(土) 15:42:13.15 ID:M63+VVx50
岡本綺堂と夢野久作に出会わせてくれたことを感謝している。

ご冥福をお祈りします。


159 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/08/17(土) 17:16:43.57 ID:2WxZ0oNh0
青空文庫にはいつもお世話になっています。ご冥福お祈りいたします。
多分、青空なかったらロマンロランの小説なんか死ぬまで読まなかっただろう。


160 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/08/17(土) 17:17:23.17 ID:4eX4TobNP
青空文庫お世話になりました。
ご冥福をお祈りいたします。
ありがとうございました。


162 名前:名無しさん@13周年[] 投稿日:2013/08/17(土) 17:48:57.15 ID:hUd38vgi0
こんなに皆に悲しまれる訃報も珍しいね
これぞ功績、なんでしょうね。合掌。








元スレURL:http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1376706670/
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[ 2013/08/18 12:26 ] 電子書籍 | TB(0) | CM(1)
アマゾンも楽天もアップルも多分フリーライダーだろ。楽天とか、Wikipediaの一項目とか出してるらしいしな。海外でもWikipediaをそのまま紙の本にして売ってる奴もいるし、海外Wikipediaには本やPDF出力機能がついてるからな(日本語版は未対応だったはず)。

Wikipediaについても批判されてるけれども、あえて言えばちゃんと本や論文を読んで執筆する奴が少なすぎる。叩くばっかじゃなくてもっと編集して欲しいよ。でもソースがないと叩かれるからな。青空文庫は小説ばっかだけじゃなく、他の自然科学や社会科学や歴史とかの本も置いて、Wikipediaのソースとしても使えるようにすれば個人的にはベストだと思うんだが、その場合ネット公開されてるhtmlファイルにリンクすればいいんだろうか。リフロー式電子書籍にしても電子化にともなってページという概念がなくなりつつあるから、引用をどうするのかというと、全文検索とか掛けられるようになってくんだろうか。

他にも数式や図を含む本の登録なども青空文庫では出遅れていた。プロジェクトグーテンベルクだと、数学・自然科学・哲学・経済学などの図や数学が多様されるような本もTeXで組んでPDFとTeXのソースファイルの両方を公開しているんだが、青空文庫では高木貞治の著作権が切れたときに騒がれただけで、結局うやむやになってしまった観がある。日本語の電子書籍化は数式を含む文献はTeXの独断場で大幅に遅れている。確かに、一昔前は難しかったが、最近だとhtmlでもタグだけで数式が埋め込めるようになったしepubでも数式に対応しているんだが、青空文庫という旗艦の艦長を喪失してしまったからここらの対応もまたうやむやにならなければいいけど。いずれにしても生き残った俺らがみんなでやっていかなきゃならんことだ。
[ 2013/08/18 23:21 ] [ 編集 ]
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