1 名前:
◆GinGaOoo.. @銀河φ ★[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 11:45:12.42 ID:???0
東西ミステリーベスト100 ※週刊文春臨時増刊より
国内編
01(01) 『獄門島』 横溝正史
02(02) 『虚無への供物』 中井英夫
03(21) 『占星術殺人事件』 島田荘司
04(06) 『ドグラ・マグラ』 夢野久作
05(★) 『火車』 宮部みゆき
06(03) 『点と線』 松本清張
07(12) 『大誘拐』 天藤真
08(★) 『十角館の殺人』 綾辻行人
09(★) 『魍魎の匣』 京極夏彦
10(07) 『本陣殺人事件』 横溝正史海外編
01(04) 『そして誰もいなくなった』 アガサ・クリスティ
02(01) 『Yの悲劇』 エラリー・クイーン(バーナビー・ロス)
03(10) 『シャーロック・ホームズの冒険』 コナン・ドイル
04(02) 『幻の女』 ウィリアム・アイリッシュ
05(08) 『アクロイド殺し』 アガサ・クリスティ
06(03) 『長いお別れ/ロング・グッドバイ』 レイモンド・チャンドラー
07(★) 『薔薇の名前』 ウンベルト・エーコ
08(24) 『ブラウン神父の童心』 G・K・チェスタトン
09(★) 『羊たちの沈黙』 トマス・ハリス
10(14) 『火刑法廷』 ジョン・ディクスン・カー※カッコ内は昭和60年のアンケートでの順位。★は今回新たにランク入りした作品
http://sankei.jp.msn.com/images/news/121213/bks12121308160002-p1.jpgMSN産経ニュース 2012.12.13 08:14
http://sankei.jp.msn.com/life/news/121213/bks12121308160002-n1.htm週刊文春 臨時増刊 東西ミステリーベスト100
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/2060http://shukan.ismedia-deliver.jp/mwimgs/9/a/-/img_9ab750b07a2b1dab6f4f6d05ba34c8f858957.jpg2 名前:
◆GinGaOoo.. @銀河φ ★[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 11:45:21.18 ID:???0
「本格」健闘 女性も躍進 四半世紀ぶり東西ミステリーベスト
発表年代を問わず、古今東西の全ミステリー作品を対象にした「東西ミステリーベスト100」(週刊文春臨時増刊)が発売された。
昭和60年以来27年ぶりという特集には、時代の変遷を伝える興味深い顔ぶれが並んだ。
順位は、日本推理作家協会員ら国内のミステリー通389人の回答をもとに算出された。
国内編の1、2位は前回と同じ。昭和60年以降に発表された作品では、宮部みゆきさんの『火車』が最高位。
前回ベストテンには女性作家がいなかったので、これも四半世紀の変化といえる。
島田荘司さんら本格推理の躍進が目立つ一方で、近年ブームの警察小説は意外にも苦戦している。
海外編では、一昨年の生誕120年で、新訳も相次いだアガサ・クリスティ(英)が、エラリー・クイーン(米)を逆転。
大きく順位を上げた『シャーロック・ホームズの冒険』=コナン・ドイル(英)=や、
新顔の『羊たちの沈黙』=トマス・ハリス(米)=など、映画化の成功が高評価に結びついた印象がある。
臨時増刊では、国内、海外ともに100位までの作品について、あらすじとうんちくが紹介されている。
MSN産経ニュース 2012.12.13 08:14
http://sankei.jp.msn.com/life/news/121213/bks12121308160002-n1.htm
7 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2012/12/14(金) 11:48:06.01 ID:h3/EniMP0
「そして誰もいなくなった」ってタイトルがいいね。タイトルだけで興味をそそる。17 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 11:52:54.94 ID:9zubQdCX0
>>7
邦題は大事だよね
583 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2012/12/14(金) 19:01:48.90 ID:cNA7V1RE0 [1/2]
>>7
いつのまにか英タイトルがAND THEN THERE WERE NONEになってるな
家にあるののはTEN LITTLE NIGERSなのに
9 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 11:49:14.33 ID:xRiSji9u0
薔薇の名前だけは、もうホント、どうしようもなくつまらなかったんだが、
世間の評判はいいんだよねえ。誰か、何をどう読むとアレが面白くなるのか教えてほしい。
441 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 17:28:40.26 ID:p8innicG0 [3/5]
>>9
薔薇の名前は、言ってみれば「詰め合わせ」の評価だろうな
トリック一つ一つは>>9の言うとおりつまらないんだが
古典的な代表トリックがとりあえず一通り揃ってる、という感じ
物語の面白さは、トリックと別のところにある
13 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 11:51:13.65 ID:ncMvbYBLP
海外編はもう見飽きたと言うくらいの名作中の名作ばっかりだなww
薔薇の名前だけが異質と言えば異質か。
国内編は横溝正史2つ入れるなら白夜行入れる方が現代的になったと思う。
25 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 11:55:32.61 ID:3hJbHS8B0 [1/5]
グリーン家殺人事件は入れて欲しかったなー
46 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 12:04:10.24 ID:CkWI+dDh0 [1/14]
>>25
ヴァン・ダインの小説は、翻訳が古すぎて大学ミス研の連中ですら読んだことが無い奴が多いらしいから…
外国小説であれば、バークリー『二発の銃声』だとかハル『伯母殺人事件』あたりは、
古典中の古典として入れて欲しかった…
59 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 12:09:00.54 ID:3hJbHS8B0 [3/5]
>>46
> ヴァン・ダインの小説は、翻訳が古すぎて大学ミス研の連中ですら読んだことが無い奴が多いらしいから…
ヴァン・ダイン読まないってマジか…
グリーン家のラストのあの緊迫感たら ないのに
69 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 12:14:13.57 ID:CkWI+dDh0 [3/14]
>>59
まあ、言っている事も気持ちも良く分かるけど、若者に読んでもらおうと思ったら、
新しい訳、少なくとも80年代後半以後の翻訳は必要だよ。
最近だと、バーナビー・ロス=エラリー・クイーンの『ドルリー・レーン四部作』だって、
角川文庫が新訳を出してくれたからこそ、新しい読者を確保できるのだろうし。
29 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 11:56:13.59 ID:hr/3d9/eP
>>1
★以外は25年前と変わらないっていうこと?
虚無への供物とか大誘拐とかもう今誰も読んでないでしょ
むっちゃくちゃ面白いのは確かだけど
33 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2012/12/14(金) 11:58:37.97 ID:u9LGFFCQ0 [2/6]
>>29
虚無への供物は三大奇書とか言われるから
意外と今でも読まれてるかも
65 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 12:11:26.76 ID:JLiFSlFq0 [1/13]
>29 虚無~は大学でミステリ研とか入るヤツなら
読んでいない方がおかしいってレベル
ただ一般の読書好きには全くお勧めするモノではないが
ドグマグは意外とけっこう勧めやすい。「読んでてイミフで
イライラするところはバンバカ読み飛ばしてもおk」って言ってから貸せば
大抵の人はすげー本だったって感想返ってくるな
トップ10を見て違和感あるのはやっぱ薔薇の名前だな
オールタイム「トップ100」なら入れてもいいが、自分的にはトップ50でもあやうい
100位まで見てないが、「嘘、そして沈黙」とか「ホッグ連続殺人」とかは
これ系でいつも過小評価されてる気が
76 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2012/12/14(金) 12:15:56.73 ID:4EeU2UlF0
そのうち横山秀夫が入るようになると思う
105 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2012/12/14(金) 12:29:46.21 ID:YWM4ZgFSO [1/2]
>>76
いいよねぇ。謎解きはハッとさせられるし何より人間のドロリとした内面の描きかたがエグい。そこがいい。
93 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 12:23:52.44 ID:9Jhl0hq/0 [2/4]
海外編が古典ばっかだな
国内は新世代の作家も入ってるんだけどな
106 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 12:30:01.70 ID:j7qlp7Nk0 [4/12]
この手のランキングで必ず上位に入っていた生きる屍の死が消えたな
泡坂妻夫の「幸せの書」もビックリした。あれ凄すぎるw
111 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2012/12/14(金) 12:31:48.94 ID:Ao8ERy980 [2/5]
>>106
泡坂妻夫はもっと評価されるべきだよな192 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 13:09:56.36 ID:V3GZE4WE0 [2/4]
占星術殺人事件を読む前に六枚のとんかつを読んだのはミステリ読み一生の不覚w
701 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 20:25:31.48 ID:MeLkY9Di0 [10/11]
『アクロイド殺し』はよく話題に挙がるのに、バークリーの『第二の銃声』が全く出てこないのが寂しい。
クリスティやヴァン・ダインたちが活躍していた『本格黄金時代』に、メタ・ミステリを書いてしまった
才人・バークリー。
探偵が事件を解決できないという、今でもほとんどあり得ない設定の推理小説を書きまくって、
ウッドハウスになりたかったけどなれなかったバークリー。
せめて、『ジャンピング・ジェニイ』くらいは読んでほしい。
せっかく、新訳文庫版も出たことだし…
714 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 20:36:20.72 ID:ba2WGiw/0 [7/11]
>>701
第二の銃声は純粋に作品単体として考えればたいしておもしろくない
バークリーだと毒入りチョコレート事件がすごすぎる
817 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 22:22:56.92 ID:CkWI+dDh0 [13/14]
朝からこのスレをずっと覗いていて、別IDになっても書き込んできたけど、
つくづく日本っていい国だよなぁ…
英米では本格ミステリはもはや絶滅種だし、サスペンスやホラーばかりで、
物理トリックを追求する作家だったり、因習や日本の土俗的なものを追求する作家だったり
多種多様な作家がいるもんなぁ…
外国の友人が言っていたけど、日本語さえ読めれば、日本は読書家にとっては天国だって。
最新の洋書も比較的早く邦訳されるし、上記の事も含めてね。820 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2012/12/14(金) 22:26:50.12 ID:sRhsv9dD0 [8/9]
>>817
デクスターとか出てきたとき英米でも本格が復活するかと思ったんだが
そうはならなかったな
でもドイルやクリスティーより売れるミステリ作家はもう永久に出ないだろうな
今でもドラマになったりするし
825 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 22:36:58.81 ID:1QmQR9pf0 [2/2]
>>817
このあたりは識字率的な流れが影響してるのかねえ?
839 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 23:04:06.02 ID:AU+YXLIO0 [1/2]
>>825
学問のすすめ発表時みんな読めてたんだろ
海外の古典のベストセラーって識字率がよくわからないからどこまで一般に浸透してるかわかんないんだよな
ディケンズとかトルストイとか
劇が発達したのは文字読めない人も通ったからとか影響ないのかなあと思ったり
843 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 23:09:40.33 ID:JLiFSlFq0 [13/13]
>>825 日本のミステリの質の高さ=熱の落ちなさの理由はよくわからないんだよね、
もしかしたら評論とかで書いてる人いるのかもしれないけど。
手垢のついてないどんでんがえしをストイックに追うエネルギーに関しては、
日本のミステリは欧米よりずっと熱心。
ハリウッド映画の大作で「驚愕のうんちゃら」とか「あなたは絶対に騙される」とか
コピーがある映画がズコーな時って少なくないでしょ
例えば「怪異や惨劇の原因が、実は主人公の妄想or狂気の産物」ネタって
日本ではよっぽど捻った見せ方をしないかぎりボコボコに叩かれるのに、
ハリウッドは未だにこれやり続けてるよね
844 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 23:12:12.69 ID:CkWI+dDh0 [14/14]
>>825
例えば、『ダヴィンチ・コード』が英語で出版され、大絶賛されたとする。
で、各国の出版社が著作権を買って、自国の言語に翻訳させるとする。
ここで問題になるのは、
『果たして、翻訳させてまでその本を売ったとして、需要があるかどうか』
という、資本の問題になる。
たとえば、日本語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、ロシア語くらいまでであれば、
話者がそれなりの数いるので、おそらくペイするだろうと考えられる。
では、オランダ語では?
ノルウェー語では?
スウェーデン語では?
フィン語では?
話者が少なすぎて、英語版でそのまま出版しないと、ペイしないらしい。
だから、北欧圏のちゃんとした教育を受けた人が英語を話せるというのは、
必要に応じて仕方なくということらしい。
その点、日本であればどんなマニアックな分野、マニアックな内容でも必ず需要があるから、
まず日本語訳される。
『ギルガメシュ神話』から『正法眼蔵』からマルキド・サドから『性愛の歴史』まで、
欧米みたいな宗教的なタブーがほとんど無いから、自由自在に訳される。
だからこそ、日本語がわかるということが前提にはなるが、読書家の天国と言われるらしい。
852 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2012/12/14(金) 23:21:18.21 ID:aVh5lozp0
>>844
日本って規制緩いのかきついのかわからん国で、
映画でもパゾリーニの『ソドムの市』が倫理上の問題で
各国で上映禁止になるなか、日本の場合モザイクで陰部を隠して、
成人映画指定にしたら普通に上映許可がでて、公開時は外人がわざわざ
日本まで見に来ていたという話があるぐらいだからな
発禁の対象についての考えが、根本的に海外と違うと思う
985 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/12/15(土) 08:27:38.45 ID:B/ezPkjv0
>>844
わが闘争が普通に売ってるのって日本だけらしいね。
841 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2012/12/14(金) 23:06:05.27 ID:CyySUHEa0 [9/10]
>>817
>外国の友人が言っていたけど、日本語さえ読めれば、日本は読書家にとっては天国だって。
本国では絶版になってる本とかが普通に売られてて驚いたなんて話もあるしね
世界で一番本が多い国だってのも聞いた事があるなぁ
842 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 23:08:52.43 ID:AU+YXLIO0 [2/2]
>>841
神保町って世界一でかい古本屋街じゃなかったっけ
でも、海外だと100年前の本がふつうに本屋の倉庫にあったとか清水幾太郎が書いてたと思うけど、例外だったり、今の時代は違ったりするのかな
845 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/12/14(金) 23:14:46.06 ID:kzVhHjqV0
>>841
基本的に宗教的タブーもないから、多種多様な本が並ぶしね。
玉石混交というか。
981 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2012/12/15(土) 07:37:02.53 ID:dn8jS6N/O [5/5]
藤原宰太郎や西村京太郎の名探偵シリーズで色々ネタバレされたな…ほとんど忘れたけど、Yの悲劇だけは丁寧すぎたから…。
元スレURL:http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1355453112/
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