615 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/07/23(土) 10:41:46.53 ID:2msuSTsp
カー文庫、クイーン文庫が欲しいね
616 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/07/23(土) 16:36:17.20 ID:N0gFjXSY
カー文庫なんて作ったら二階堂先生がしゃしゃり出て困ったことになりそうだな
617 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/07/23(土) 19:03:33.08 ID:9XHh1KTN
夢の「カー文庫」、解説者をアレコレ選定するのも楽しい(クリスティー文庫
みたいな寄せ集めでなく、人選をキチンとして)。
とりあえず二階堂センセにも一冊はお願いせざるを得ないか。
いまだと、三津田信三氏あたりのほうが、信頼とアピール度は高いだろうけど。
619 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/07/23(土) 23:17:27.81 ID:CdItw2MB
やるなら創元だろう
ハヤカワはクリスティだけでいい
620 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/07/23(土) 23:48:20.66 ID:kiTHm4jG [2/2]
二階堂センセには何の解説をあてがっておけばいいのかなw
お得意の三つの棺やプレーグ・コートを担当させると解説で他作品の悪口や
他人の悪口を書き出しそうで困るし、さりとておススメに挙げたことのある
「曲がった蝶番」(←これはやっぱり若竹先生にw)「連続殺人事件」などは
二階堂センセにはハッキリ言って語ってもらいたくない、もとい、もっと
合っている人がいると思うし。
お得意の「孔雀の羽根」あたりを担当して大人しくしていただくか(個人的に
この作品には思い入れがないので。みなさんスミマセン)、今までボロクソに
言っていた作品を新訳で担当してもらって「これまた新訳で読み返してみたら
人物の描き分けが悪いということは全くなく、結末の意外性も十分であった」
と手のひら返しを見せていただくかw
622 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/07/24(日) 07:06:45.55 ID:0mxvAhua
>>620
「孔雀の羽根」は無難だね。訳題を「孔雀の羽根の殺人」にしてあげれば、
同氏もご満悦でしょ。
個人的には、「髑髏城」あたりを考えていたが、さすがにこれではセンセ
のプライドがねえ。
625 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/07/24(日) 19:35:12.11 ID:5i3Ro46w
>>622
あの「図鑑」にまだHMは登場してないんだっけ。
あまり好きじゃないのかw 残念。
カー文庫を夢想するなら、解説と言う名のゲスト・エッセイはバラエティ
を持たせ、データのしっかりした解題を付ける二本立てがいいと思う。
前者は、特定の作品が好きな人に自由に書いてもらって(赤川次郎の「ユ
ダの窓」とか、西村京太郎の「皇帝のかぎ煙草入れ」とかw)、帯にそれを
アピールすればいい。一般ファンむけにね。
後者は、全巻をまとめ上げる意味で一人にやってもらう。適任は、現時点
では森英俊氏かな。
626 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/07/24(日) 22:55:21.03 ID:sE7XLKz6
>>625
講談社の乱歩文庫全集がちょうどそれでしたね。
解説は中島河太郎がしっかりと書いて
その他にエッセイを乱歩ファンを自称するw人が書くという。
627 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/07/24(日) 23:19:11.58 ID:zugEHYA3
ああ、そのスタイルはいいですね。
全体のまとめはやっぱり森氏になるかな。
それこそ世界全体での評価などを俯瞰した現時点での研究成果の
そうざらえを、ビジュアル面も利用してまとめてほしいものです。
間違っても二階堂センセにはやってもらいたくな…もとい、二階堂
センセには別の重要な部門の仕事を担当していただいて。
そうか、まだヘンリ卿は登場していなかったのか。
まあカーは誰か一人出しておけばという考え方もありですがw
630 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/07/25(月) 22:30:59.97 ID:+yW2g13F
クリスティ文庫は全体を総括する本が何冊も出ているし
「秘密ノート」も新刊が発行される見込みがある状況だから
各巻の解説が「ファンを自称するw人が書く」「ゲスト・エッセイ」
になっていても我慢できるところはあるからね。
「奇巌城」のグラビアページをみると、やればまだ色々なことが
実現可能になるものだと実感できるよ。集英社にできることを
他社がほったらかしておいてはいけないw
631 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/07/26(火) 07:29:48.46 ID:XjgGiN09
とりあえず、早川の新訳版「火刑法廷」がどんなものになるのか、
ちょっとだけ期待して待っている。
旧版の松田道弘の解説は、意義のあるものだったので、できれば
再録し、新しい解説と合わせて楽しめるようにしてくれれば、古い
ファンとしても嬉しいのだが。
カバーは、あまりスタイリッシュにならず、怖いもの見たさで手が
伸びるようなデザインにしてほしいなあ。
634 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 07:26:11.29 ID:zlJar3ge
ところで疑問なんだが、二階堂氏はなぜDisられてるの?理由はなに?
無頼漢の素人にも分かるよう説明頂きたいものです。
普通に熱心なカーファンだと思うんだがあまりにも軽んじられてる…不思議だ…
635 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 08:04:30.63 ID:89jpfJDd
>>634
二階堂黎人氏の件
1.ビッグマウスに実作の出来が伴わない。
2.マニアとしては知識の底が浅い。
3.にもかかわらず尊大な文章を書く。
大雑把にいって、氏が同世代以上のミステリファンに尊敬されないのは、以上
の3点によるかと。
デビュー以来、氏の歩みを見てきたものの率直な意見です。
「ロシア館の謎」『吸血の家』クラスの水準を維持し、よく調べてから文章を書き、
自分のわからないものにも謙虚な姿勢を維持していれば、もう少し、「頑張ってるねえ、
気持はわかる」と受け入れられたはず。
カーを囲い込んでいるようで、熱心さが裏目にでています。
636 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 11:57:50.55 ID:DXV7dqRv
二階堂氏の場合、作家としてのレベルや方向性は一切問わなくても、
批評家とかファンとしての言動を見ただけでもやっぱりちょっと、と
いう部分は感じてしまっていました。
カーの若気の至りが暴走している「夜歩く」やエロ要素がチラッと出てくる
「ユダの窓」を「見ろ!カーはガキっぽいなんていうのは間違った認識だ!
大人が読むに足る大人の世界を描いた作品だ!」と厨房丸出しのアピールを
していたり、(何度も語られてますけど)マニア向けのごてごてした味の
作品を推して初心者向けのすっきりした作品群を悪罵したり、読み方が
根本的におかしかったり(「皇帝」評のラストのあの言葉には唖然としました)
なんか一介のカー好きの先輩としても頼りないんですよね。
だてに熱心なので、そういう欠陥が目に付いてしまうというか。
まあ若竹女史のおっしゃる〈タチの良くないカー好きな男の子たち〉の
一人として立派に活躍していると言えばそれも正しいのでしょうけれどw
638 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/07/27(水) 21:26:39.82 ID:SaxNNcrh
>>636
「名探偵の肖像」の作品評でも、犯人の意外さを全く評価できて
なかったりトリックだけに目を奪われて作品の仕掛けを見落として
いたりと、一体どこ読んでんだよ!と言いたくなるものがあったな。
またそれを
「~と見るか、難しいところである」
「~には唖然とされられたものである」
「そうだ!これは○○なのかもしれない」
なんていう厨臭い文体で書くからダメさ加減が増して見えるという。
639 名前:
634[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 00:14:27.64 ID:/WEq0u6e
レスくれた人ありがとうごさいます。
実力の割に偉そう、マニア気取り、感情的で気取った文章、的外れの批評、でもカー大好き・・・
うーん…。個人的には人間味があってわりと好きなタイプw、だけど嫌がる人はいるでしょうねw。
とりあえず、ねらーのカーファンにdisられる理由としては納得しました^^
640 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 19:35:50.80 ID:aGiiyAU2
トラブルメイカー
誤字脱字の帝王
色んな意味で極端な人
でも言葉のセンスはある意味突き抜けていて驚嘆することが度々ある
641 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 20:38:06.75 ID:tJQIy3U2
>とりあえず、ねらーのカーファンにdisられる理由としては納得しました^^
わはははは。
その程度のことと思っていただければ良いと思います。
みんなカーが好きなんですから。
二階堂センセはとりあえずちゃんと全作読んではいるわけですしw
644 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/07/29(金) 08:38:11.40 ID:Wn6E8+4o
8月に出る、加賀山卓朗訳「火刑法廷」の件。
「ミステリマガジン」の今月号に、以下の宣伝が載ってた。
「本作に色濃く漂う独特の雰囲気をうまく日本語に置き換え、ぐっと読み
やすくなりました。また、これまでの訳では割愛されていた、カーの原注
も訳出した“完全版”です。未読の方も既読の方も、この機会に是非どうぞ」645 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/07/29(金) 11:05:24.56 ID:Ukdouf2K
原註を売りにしてきたかw
まあ真面目にマニアも含めた読者に届けようという方針をもって
アピールしてくれるのは有難い。
正直いま火刑法廷を誰に読ませたいんだか意図不明に感じるところも
あったんだが、ちょっと安心した。この姿勢ならバトラーやロンドン橋
新訳も夢じゃないw
646 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/07/29(金) 19:42:20.04 ID:lxZ+A11M
基本的には、新規読者の開拓が最優先だろうけど、旧来のカー・ファンにも配慮
したフックは、やはり大切だよね。
あとはやはり、解説だなあ。
ポスト二階堂の、その手の実作者なら、三津田信三は嵌まると思うし、早川なら、
ゲスト・エッセイ的にアルテに書かせる手もあるが・・・
654 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/07/30(土) 07:40:03.43 ID:vXLLLFn6
>>646
俺も、一冊はポール・アルテの解説でカーを読んでみたい。
需要はあるだろうから、あとは早川が本気になれるかどうかだろう。
他社の話だが、島田荘司の「摩天楼の怪人」の文庫解説を、籠物
先生(ミスター・ペッツ)が書いてて、日本人作家のそれとはまた違う
興趣があった。
ちなみにペッツ氏のお気に入りのカー作品は、「ユダの窓」と「連続
殺人事件」。「連続」をあげるあたり、わかってらっしゃるw
655 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/07/30(土) 08:07:21.28 ID:rHCKJH+e [1/2]
本邦では永らく使い回されていた活字の版をデジタルデータに
総取り替えしなきゃいけないのだから、各社が新訳新版に向けて
動き始めているのはしごく当然の事態で、創元でうん十年ぶりの
「黒死荘」の刊行という事態も、大きな時鳴りの前ぶれと誰もが
考えるでしょうからね。
まあ世の中にはブコフでしか本を買わないと公言したり国書刊行会の
本やBSデジタルなんか誰も見ていない!と自分の極少世界に
引き込もって化石化した認識を振り回すマイナーな人も一人や
そこらはいるかもしれませんが、そういうのはビジネス的にも
文化的にも存在していないのと全く同じですからね。
658 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/07/31(日) 11:07:55.76 ID:3Xm1IoeC
『バトラー弁護に立つ』は『疑惑の影』の続編だから、新訳にせよ新組みにせよ、セットで続けて出した方がいい。
ミステリ文庫で新訳ラッシュのころは、そういったところが新規読者には不親切だった。
ハヤカワで新訳の『剣の八』、創元で新版の『盲目の理髪師』だって続きものなんだから、そこら辺もアピールしていかないと。
とりあえず『黒死荘の殺人』には、ケン・ブレークの登場作品一覧ぐらいはつけて欲しい。
660 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/07/31(日) 16:53:51.55 ID:P9HIAvjO
>>658
「バトラー」「九つの答」「恐怖は同じ」あたりは、文庫に落とし込む
タイミング(プレゼンテーションの仕方)が大切だろうね。
「疑惑の影」→「バトラー」という流れは、たしかに良いと思う。
同じ解説者の起用もアリかもしれない(個人的には、「バトラー」は、故・
都筑道夫氏に担当して欲しかった)。
「九つの答」は藤岡真氏、「恐怖は同じ」なら北上次郎氏かな。
このへんになると、マニアックな解説よりも、その作をホントに好きな識者
の、熱いコメンタリーが似合う気がする。
663 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/08/02(火) 00:00:34.49 ID:v63SHoTi [1/2]
>>658>>660
こうなってくるとやっぱりクリスティ文庫が「百科事典」「99の謎」「秘密ノート」と
クリスティという作家、作品世界全体を体系的にフォローしているのが
強いと思い知らされるなあ。
前にも書いたけど、あれがあるから作品ごとの解説はほとんど場当たりな
ものも含む「ファンの感想文」でも許せてしまえるところがあるわけで、
カーに関してはいまだに人物の関係図を示したものも容易に手に入らず
半世紀古い知識やトンチンカンな解釈が横行している。
ファンの側は既に体系だったベースを作りつつあるのだから、新たに紙媒体の
体系を作り直す必要に迫られている出版社の側が提供するものはこれくらいの
プレゼンテーションを考えていてしかるべきだよね。
しかし村崎先生の珍訳を読まされていたことを考えると、ほんとにいい時代に
なったものだなあ。新世代の企画した本の数々や出版社の姿勢はちょっと前には
望んでも得られないと思えたようなことをどんどん実現させてくれているから、
夢も見甲斐があるっていうものだわ。
今月にはクイーンの新訳版が出るし、ドイルの新訳は早くも在庫僅少。なかなか
いい出だしと言えるのじゃないのかな。
666 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/08/02(火) 22:47:28.31 ID:4n/eHQnu
>>663
ある程度、新訳が出そろった時点で、「J・D・カー ハンドブック」
のようなものを、販促狙いでかまわないから、創元か早川には出して
欲しいんだよね。
作品ガイドとアンケート回答(グリーン、ラクルブ等、各国のファン代表
を含む)を軸に、新旧の代表的な評論、エッセイをまとめてくれたら嬉しい。
オマケで、「陪審席」のカーの担当分を、完訳で完全収録してくれたら、
思い残すことはないw678 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/08/05(金) 13:34:39.78 ID:jZNeyhDZ
>>666
「J・D・カー・ハンドブック」は、俺も出して欲しい。
きちんとした研究書が理想だけど、まあ、早川とか創元がだせば、そりゃ販促
本になるわな。アンケート回答を集計して「ベスト10」とかまとめれば、定番
にまじって、必ずこれから復刊するものが滑り込んでくるというw
コナン・ドイルとかクリスティーと比較してミステリ作家の知名度を云々したら、
江戸川乱歩とか松本清張なんて、東洋のマイナー作家になっちゃう。まだカーのほうが、
世界的に読まれてる大家だよねw
667 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/08/02(火) 23:49:07.93 ID:v63SHoTi [2/2]
原書房の「ミステリ・ハンドブック」や「読本」シリーズはいろいろ
意見はあるにしろ、出してもらえて本当によかったからね。
あれがクリスティ文庫のハンドブック路線につながってる。
販促狙いにしても製作費はかかるだろうけど、一時期北村・山口・
二階堂らが身を粉にして啓蒙活動と言うか、ネットフォーラムを
バックにしたガイド活動を続けていたけど、彼らがやってきた活動を
いま受け継げる世代が着実に育ってきてると思う。
そういう世代にある程度ボランティア的に頑張ってもらって(笑)、
翻訳権が絡む海外の活動記録は簡単な概要程度でいいから、大掴みな
現状を今の時点の形で残してほしいものだよね。絶対に次の派生した
動きのとっかかりになる。前世紀末の怒涛の盛り上がりも、そうした
動きの積み重ねで、先人の蟷螂拳は伊達じゃなかったからw。
クリスティなんかは「秘密ノート」の続巻が翻訳されることがほぼ確定
しているように、リアルタイムな研究成果がすぐ紙媒体で残される
環境が出来上がってる。やれることはまだまだあるよね。
682 名前:
名無しのオプ[sage] 投稿日:2011/08/05(金) 22:01:14.02 ID:yG3vNMCk [2/2]
>早川とか創元がだせば、そりゃ販促本になるわな
でもその「販促本」が、ファンにはやっぱり楽しいんですよね。
昔出されていた文春だのハヤカワだのが出していた、歴代ベスト100だの
このミステリを読め!だとのいった仰々しい煽り文句と、露骨に自社の
本を買わせるための中身のギャップが脱力もののガイド本なんかにしても
それはそれでやっぱり読んでいて面白いところは多かった。
「100冊の徹夜本」なんてそれ自体読み物として面白かったし。
それが販促グッズとして機能するならそれに越したことはないわけで、
それこそお抱えの作家をこき使って(笑)どんどん出していただきたい
ところであります。
元スレURL:http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1294328386/
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