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大沢在昌「主人公が苦しめば書き手も苦しくなる。でも作家が苦しまないと読者は喜ばない」 新宿鮫シリーズ第10作『絆回廊』刊行  

1 名前: ◆GinGaOoo.. @銀河φ ★[sage] 投稿日:2011/07/22(金) 14:03:54.64 ID:???0
新宿鮫、時代えぐる 10作目は人間模様に転機

 作家、大沢在昌(55)の代名詞とも言える「新宿鮫」シリーズ。
その10作目『絆回廊』(光文社)が刊行された。
物語は1作目から約20年間、事件を通じて時代を写しとってきた。

■「次に起きそうな犯罪」凝視

 主人公の鮫島警部は出世を約束された「キャリア」だった。
だが組織内の暗闘などに巻き込まれ、警部のまま新宿署防犯課(後に生活安全課)に留め置かれる。
鮫島は、課長の桃井警部や恋人でロックシンガーの晶に支えられ、事件に挑んでいく――。
累計600万部におよぶ「新宿鮫」は、そんな設定だ。

 大沢は「最先端で、次に起きそうな事件を扱うのが新宿鮫らしさ」と言う。

 1990年、1作目『新宿鮫』はバブルの余波のなかで生まれた。
大沢は「地上げで、裏のヤクザと表の企業が手を組む前例ができていた」と言い、「裏の話が表に出てきていた」と振り返る。

 犯罪の芽は、目につく場所にあった。
91年の2作目『毒猿』には「刑事の大半は、髪を染めた若い娘を見れば(略)疑いのまなざしを向ける」とある。
93年の3作目『屍蘭』には、公衆電話の「ピンクチラシ」が描かれるなど、風俗勧誘も表面に見えていた。

 だが94年の4作目『無間人形』の頃から徐々に「あらゆるものがアンダーグラウンド化して見えなくなっていった」と大沢は話す。

 背景には通信の進化がある。1作目では、携帯電話に「ショルダーフォン」とルビが振られていたが、
95年の5作目『炎蛹』で、鮫島は初めて自分の携帯電話を持つようになる。
1999年から連載した8作目『風化水脈』では「インターネットの時代」とも書かれる。

 06年の9作目『狼花』になると、新宿は犯罪の検挙が進み“表向き”は変わったと描写される。
だが犯罪は、地下に潜む。暴力団や海外のシンジケートがネットを使った盗品の故買システムを作り上げていく。

(>>2以降へ続く)

■ソース:asahi.com(朝日新聞社) 2011年7月22日
http://book.asahi.com/clip/TKY201107220242.html
http://book.asahi.com/clip/images/TKY201107220231.jpg


2 名前: ◆GinGaOoo.. @銀河φ ★[sage] 投稿日:2011/07/22(金) 14:04:11.36 ID:???0
(>>1の続き)

 大沢は言う。「以前は3割が『表』にでていたが、今は1割もない」と。

 近年は、犯罪収益の資金洗浄(マネーロンダリング)など「海外で表に出たことが参考になる」と言う。
犯罪はグローバル化し、日本でも起こり得るからだ。

 例えば、海外投資家の資産管理を受け入れる「オフショア銀行」に資金が集まる実情を知る。
その後、「山口組系の闇金融が摘発された」との記事を読む。二つの事柄の間を想像でつなぐと「ぼんやりと犯罪像が浮かんでくる」。

 大沢本人は、ほとんどネットは使わない。膨大に集めた新聞や雑誌の記事などを参照しながら、「少し先」の犯罪を書いている。

■10作目「絆回廊」、人間模様に転機

 シリーズ10作目、『絆回廊』では主人公の鮫島警部が転機を迎える。恋人の晶や上司の桃井、警察同期の香田ら、
鮫島を取り巻く登場人物たちが築いてきた物語の土台が、大きく揺さぶられる作品になった。

 執筆前から、大沢は「ある主要な登場人物が舞台から去る」と話していた。

 盗品売買の組織を描いた前作『狼花』では、組織の犯罪が存分に書けた。「だから今回は、『人間』を徹底的に描こうと思えた」

 警官を恨む人間の暴走と中国残留孤児の子供たちの犯罪を疾走感のある筆致で描くなかで、
主要人物との「絆」を揺さぶられる鮫島は苦しむ。
「主人公が苦しめば、書き手も苦しくなる。でも作家が苦しまないと読者は喜ばない」

 糸井重里が主宰するサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」での連載。その最中に東日本大震災が起きた。
多くの人の死を描いてきた大沢は「架空の死を悼む架空の物語が、どれだけ力をもてるのか」と疑問が脳裏をよぎった。
だが「自分にできるのは書くこと。前に進むしかない」と物語を紡いだ。

 ネット読者の反応はリアルタイムに届く。
被災地から「こんな時だから、物語を待っています」とのメールもあった。
「読者に励まされ、手を引かれた」

 メールには、退場した主要な登場人物を「元に戻してほしい」との声もある。だが、大沢は言う。
「戻さないつもり。妥協できない一歩がある。それは自分で踏み出すしかない」(高津祐典)


3 名前: ◆GinGaOoo.. @銀河φ ★[sage] 投稿日:2011/07/22(金) 14:04:19.79 ID:???0
ほぼ日刊イトイ新聞 - 絆回廊 新宿鮫X
http://www.1101.com/shinjukuzame/index.html

今週の本棚:丸谷才一・評 『絆回廊 新宿鮫X』=大沢在昌・著
http://mainichi.jp/enta/book/hondana/news/20110717ddm015070010000c.html

ロケットおっぱいの語源!?「新宿鮫」パワーアップの十作目!
http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20110603/E1307035939065.html


絆回廊 新宿鮫?絆回廊 新宿鮫?
(2011/06/03)
大沢在昌

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8 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/07/22(金) 14:15:38.56 ID:eJzyjYfz0
いい加減、鮫島の握ってる警察の暗部を教えてくれ。
中学生の時から気になったままだよ。



9 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/07/22(金) 14:16:47.08 ID:HLF2CT5d0 [1/3]
無間人形は確かに面白かった
あとは灰夜とか屍蘭も好きだな
まあ、全部読んでるので今回も買うわ


16 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/07/22(金) 14:26:18.05 ID:Yf7sWpprO [1/2]
>>9
それらも良いけど、やっぱり毒猿だろ


毒猿―新宿鮫〈2〉 (光文社文庫)毒猿―新宿鮫〈2〉 (光文社文庫)
(1998/08)
大沢 在昌

商品詳細を見る



21 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/07/22(金) 14:32:56.05 ID:yEW+6S7r0
鮫島、随分久々な気がするな 早速読むか


38 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/07/22(金) 15:01:16.14 ID:PO3gDf720
閑職の警官(主人公)が若い彼女(ライブハウスでロック歌ってる)とセックルする小説だっけ?


59 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/07/22(金) 15:33:33.95 ID:riTqSoQJ0 [2/2]
気合入れて書いた作品がウケなくて
半ばヤケクソになって書いたのが新宿鮫

シリーズ化前提だったらもう少し設定考えてただろうな


65 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/07/22(金) 16:46:17.17 ID:4mSLp8vIO
新宿小判鮫!新宿小判鮫じゃないか!
最近はまだ北方先生と一緒に飲みに行ってるのかな?


67 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/07/22(金) 16:48:24.23 ID:SjGcY0rO0
>>65
サイバラ読者乙


85 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/07/22(金) 21:51:13.65 ID:fRmCNy9yO
ロケットおっぱい(笑)


118 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/07/23(土) 15:11:56.94 ID:EsQhaoQnO
文章は下手だけど、展開はうまい作家だよ
ハードな作風の人に共通する特徴だけどな


162 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/07/26(火) 10:48:26.89 ID:tA+XO83hO
人物設定がリアルに時間経過とリンクしてたら

鮫島・・・・五十代半ばのおっさん
晶・・・・・四十過ぎの痛いおばさんロッカー
桃井・・・・七十くらいでとっくに定年退職


って感じだな




元スレURL:http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1311311034/
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[ 2011/08/03 22:52 ] ミステリ | TB(0) | CM(0)
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