1 名前:
禿の月φ ★[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 13:26:38.54 ID:???P
「トーマの心臓」「ポーの一族」「残酷な神が支配する」などの作品で知られる
漫画家の萩尾望都(もと)さん(62)が、初の小説集『音楽の在(あ)りて』(イースト・プレス)を刊行した。
“初”とはいうものの、収録作は20~30代にかけてSF雑誌などに掲載したもの。
30年以上の時を経ての刊行となったが、「60歳を超えたからいいかな」と思い、決断した。
異星で音楽家が古代の音楽遺跡を探す表題作や、漫画への思いと友情を描いた「マンガ原人」など、
多彩な小説12編と、うち1編の続編となる漫画1作を収録する。
簡潔でみずみずしい文体は、アシモフやブラッドベリなど、愛読してきたSFの翻訳文の影響が大きいという。
抑圧的な母のもとで何となく生きづらさを感じていた少女時代、唯一の逃げ場が学校の図書室だった。
子供向けのSFシリーズや「若草物語」「小公女」などが入った文学全集を読みふけり、
中学時代には心理学や哲学にも興味を持った。
作品のアイデアは、この生きづらさを何とかしたくて
「自分と世界とのギャップを埋めようと妄想する」ことから生まれる。
収録作の一つ「美しの神の伝え」は、萩尾さんにとって永遠のテーマである
神の存在と自我の芽生えを、架空の世界を構築して描いた中編だ。(>>2->>5あたりに続きます)
ソース:YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20110531-OYT8T00732.htm2 名前:
禿の月φ ★[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 13:27:08.44 ID:???P
(>>1からの続きです)
それでも、幼稚園のときすでに16コマ漫画を描いていたという漫画家は、
「小説を書くときは頭の中に絵がずっと浮かんでいる」と話すように、やはり文章より絵の人。
デビュー間もない頃に手習いのように小説を書いた体験が、「やっぱり絵が好き」と再確認させ、
詩的で哲学的な漫画の世界をより豊かにしたのかもしれない。
「私にとって漫画を描くのは、生きづらさからのリハビリみたいな気がします」。
そして、SFとは「歴史と社会と未来へのリハビリ」なのではないかと話す。
「社会はいまだ理想を実現せず、未来もどうなるか分からない。
その中で、こうしてみたらどうだろうとレッスンするのがSFなのではないか」
漫画を描く速度は以前の「3分の1くらい」だが、描きたいことはまだまだある。
人間という存在の根源に迫る萩尾ワールド、次はどんな展開を見せるのか。
「いろんな作戦があるんですけど、まだ秘密でございます」(文化部 金巻有美)(了)
3 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 13:29:09.09 ID:eWviHrmRO
62なのか…感性は時と共に変わってくだろうけど
これからもすばらしい作品を生んでほしいよ
5 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/06/02(木) 13:29:47.11 ID:fhjjVYQx0
この人のオタが強烈なんだ。もうひとつの宗教。
7 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 13:30:57.21 ID:FPPd67QK0
すごいって話は聞くけど絵が苦手で一度も読んだことがない
9 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/06/02(木) 13:36:23.11 ID:4QyVD4opO
>>7
「11人いる」だけでも読むのをお勧めしますよ。39 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 14:52:56.58 ID:bseUqD8y0
トーマの心臓は100年後にも読まれる名作
60 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/06/02(木) 23:23:52.79 ID:cELe0MDwO
ハッピーエンドじゃない作品いっぱいあるけど、
どれも心にズンと残る。
65 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 23:33:03.02 ID:wMS4E5c3O
小説原作ものを絵に起こすイマジネーションも天才的
ブラッドベリ、百億、
特に恐るべき子供たちは絵柄と画面構成が装飾的なコクトーの文体そのものだった
68 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/06/03(金) 01:20:04.61 ID:iARDhwqBO
ヲタじゃないけど、残酷な神は読んだしなんだかんだ殆ど読んだ。 残酷な神は終わりがなんだかなぁだけど、仕方ない。面白かった。
やっぱりポーの一族が一番良いに決まってる。
71 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/06/03(金) 03:33:26.19 ID:6SovvJpL0 [1/2]
閉じた世界からの解放という感じの物語が印象に残ってる
トーマの心臓は開放されてまた閉じた世界に行ってしまったから苦手
銀の三角は壮大で美しい
まだ読んでない作品の方が多いな
81 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/06/03(金) 04:05:19.64 ID:252oAvjY0
百億のは、原作を凌駕していたと思う
銀の三角やマージナルも好きだったな
そういえば、萩尾さんって女子美の教授にもなったよね
小説を上梓したとはしらなんだ、早速買おう
11 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/06/02(木) 13:38:57.03 ID:AWN8urXQO
絵柄も話も多彩だから、苦手感が少なさそうなのから読んでみて欲しい
178 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/06/04(土) 00:09:27.82 ID:whQkC9dd0
萩尾望都さんは、ちゃんと作品のラストシーン(オチ)まで決めてから
作品を書き始めているんだろうなぁと思えるところがすごいw(実際はどうか知らんけど)。
人気のあるシリーズだからと言う理由でダラダラと書き続けるということがこの人にはない。
あの「トーマの心臓」をたった3巻に収めていることが奇蹟と言わずしてなんとしよう。
冗長感が漂っていた最長編作の「残酷な神・・」ですら、20巻は越えていないし、
構成力と完成度の高さは半端ないと思う。182 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/06/04(土) 00:48:59.26 ID:tg9WZbs10
>>178
ポーの一族は全体の設計図が頭にあったわけではなく、
書いた順に考えてつじつまを合わせてった、ってなんかで読んだような‥
103 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/06/03(金) 19:59:49.71 ID:2XiqRZtk0
元祖腐女子?104 名前:
名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/06/03(金) 20:03:16.51 ID:vxtkACwtO [1/2]
>>103
そんな感じ。竹宮恵子も。
12 名前:
名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 13:44:58.44 ID:R8cO5QiQ0
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