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ピューマ(埼玉県)[] 投稿日:2012/09/13(木) 18:02:39.86 ID:JxmZBgRWP ?PLT(12000) ポイント特典
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清水良典さん『あらゆる小説は模倣である。』
「学生が書く作品の大半が、マンガやライトノベルにキャラクターや設定を借りた2次創作。
でも考えてみると外部からの取り込みが皆無の小説などありえない。
ならば『模倣』をネガティブにとらえてオリジナリティー(独創性)を信奉する従来の価値観を疑うことから始めた方がいい、と」
「小説の執筆は毎日コツコツ決まった枚数を積み上げていく地道な仕事で、
とても才能にまかせてできるものじゃない。“破天荒”と見られている作家も、
じつは判で押したように規則的な生活を送っていると思いますよ」
「オリジナリティーというのは結局、苦労の末に身につけたアレンジ技術のことなんだと思う。
だからこそ作家志望の若い人には、マンガだけではなくて内田百●(ひゃっけん)とか夢野久作といった
古いものにも触手を伸ばして模倣のデータベースをどんどん広げてほしいんです」
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120909/bks12090908000013-n1.htm清水良典
しみず・よしのり 昭和29年、奈良県生まれ。文芸評論家、愛知淑徳大学教授。
61年「記述の国家 谷崎潤一郎原論」で群像新人文学賞(評論部門)。