1 名前:
名無しさん@涙目です。(群馬県)[sage] 投稿日:2011/12/05(月) 19:58:01.80 ID:zF/4wRPG0● ?PLT(12000) ポイント特典
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宮沢賢治・樋口一葉ら名作文学をアプリで…語りの効果に注目
文学作品を楽しめる絵本アプリ「文学絵本A」が、ピーマンハウスから配信されている。iPhone/iPad対応、250円。
収録されているのは4作品。「名作をテレビで読む絵本」として、NHK(BS-2、総合)で1993年からの3年間に放送されたものだ。
内容は中島敦「山月記」、有島武郎「一房の葡萄」、宮沢賢治「月夜のでんしんばしら」、樋口一葉「琴の音」と、いずれ劣らぬ傑作ばかりである。
注目したいのは、語りの効果だ。時代を経た文学作品は、時にとっつきにくくもある。とりわけ文語体で書かれた「琴の音」、
漢文を思わせる独特の文体の「山月記」などは、文字だけを追って読もうとすると、慣れない言葉使いに挫折する子どもも多いかもしれない。
そこを朗読に置き換えたこのアプリなら、まずは耳で親しむことから始められる。
また、読む助けとして絵が大きな役割を担っているのは、言うまでもない。別々の作家による各作品は、どれも世界観をうまく表現。テレビ放映独特の、
場面ごとの細かい切り替わりも、効果を発揮している。アプリで雰囲気をつかんでから本に挑戦、という使い方も、段階的な読書力アップに一役買いそうである。
筆者はアプリ内の「山月記」を読み終えて、時をまたぐ快感を覚えた。初読の高校時代にはつかみきれなかった主人公の複雑な心情を、
今ではよく理解できることに自分自身が驚いたのだ。この楽しみ方ばかりは、傍らで読む大人の特権かもしれない。
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