1 名前:
名無しさん@涙目です。(dion軍)[] 投稿日:2011/07/26(火) 16:13:10.80 ID:6cVbZdl1P ?PLT(12000) ポイント特典
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出版:群大OBら9人が「オー・ヘンリー傑作選」 表現煮詰め、初訳14編 /群馬
◇6年かけ議論重ね メンバー急逝、遺志継ぎ
庶民の哀歓を短編小説に描いた米国の作家、オー・ヘンリー(1862~1910)の初訳14編などを収録した
「初訳 新訳オー・ヘンリー傑作選 大平原と大都会の物語」(角川学芸出版)を
群馬大卒業生らによる群馬英米文学談話会が刊行した。
原文の味わいを損なわずに19世紀の米国人の生活や考え方を伝える訳に仕上げたという。【庄司哲也】
日本では児童文学としてもなじみ深い「賢者の贈り物」、
「最後の一葉」などの作品で知られるオー・ヘンリーは、短編を中心に300編余りの作品を残したが、
国内では全作品の約2割しか翻訳されていない。
その背景として同会は「原文は難解な英語が使われていることが多く、
翻訳で19世紀当時の庶民生活を再現したり、原文に込められた意味を読者に伝えるのが難しいからではないか」とみている。
今回翻訳に携わったのは9人。6年かけてメンバー同士が議論を重ねながら、
一語一語の表現を煮詰めていった。訳者の一人、岡島誠一郎さんは「オー・ヘンリーの作品には、
誠実、素朴など米国人が理想とする人々が描かれている。
作品の魅力とともに、翻訳を通じ米国人が本来持っているメンタリティーを読者に伝えたかった」と話す。
翻訳作業が途上にあった09年3月、メンバーの湯澤博さんが病気のため47歳で急逝した。
湯澤さんの担当した「サン・ロザリオでの友情」「グーチ弁護士の仮説」の2編の翻訳はほぼ終わっていたため、
ほかのメンバーが引き継いで完成させた。
初訳14編のほか、新訳3編を加えた計17編を収録。監訳者の清水武雄・群馬大名誉教授(米国文学)は
「日本では児童文学で知られるオー・ヘンリーだが、実は酒を愛した作家でもある。
『これぞ人生』ともいえる庶民の機微を描いており、大人が楽しめる翻訳に仕上がった」と話している。
全320ページ、定価2400円(税別)。
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20110726ddlk10040095000c.html