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没後22年、今も語り継がれる色川武大(阿佐田哲也)の魅力  

1 名前: ◆GinGaOoo.. @銀河φ ★[sage] 投稿日:2011/04/19(火) 16:06:21.16 ID:???0
没22年 今も語り継がれる色川武大の魅力

 小説『麻雀(マージャン)放浪記』を書いた阿佐田哲也の名でも知られる作家、
色川武大(たけひろ)を描く小説が刊行された。
阿佐田をモデルにしたマンガも根強く売れ続けている。
10日で没後22年にもなったが、いまも語り継がれる色川。その魅力は何なのか。

■「雀聖」の顔 漫画で人気

 色川は1929年、東京生まれ。離婚した元妻と一緒に住む男を描く「離婚」で直木賞、
父子関係を硬質に描いた「百」で川端康成文学賞を受賞するなど、数多くの佳作を残した。

 一方で、若いころから賭け事に打ち込んだ経験を持ち、「勝負師」としても知られる。
マージャンなどを通じて、歌手の井上陽水ら様々な分野の人たちと交流した。

 『麻雀放浪記』の表紙をマンガ家の福本伸行が描くなど、勝負師の側面はマンガで多く表現されてきた。
04年まで「少年マガジン」に連載された「哲也 雀聖と呼ばれた男」は累計1600万部超。
今も文庫版全22巻が年約2千部ずつ増刷される。

 「哲也」では主人公は困難を克服する強い人物に描かれているが、
原案の竹内一郎は「阿佐田さんに申し訳ない。実際はむしろ反対だったと思う」。
突然眠り出す病を抱え、社会の外側で生きる姿に
「弱さを肯定してくれていると感じる。この人にはまると中毒になる」と話す。

■寂しさたたえた本質 敬愛

 色川を描いた小説は、伊集院静の『いねむり先生』(集英社)。
「先生」と慕った色川と過ごした日々を自伝的につづる。

 伊集院は、先妻の夏目雅子の死に虚脱していたとき、知人の紹介で色川に出会った。
語り、触れあうたびに救われたという。

 色川をたどる資料や作品を読み、「文学者」としての像が薄いと感じていた。

 「同じものに向き合った自分が、その肌合いを捉えたかった」。
だから作中に、色川の『狂人日記』から一節を引用した。

■ソース:asahi.com(朝日新聞社) 2011年4月19日15時11分
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201104190325.html
http://www.asahi.com/culture/news_culture/images/TKY201104190319.jpg


2 名前: ◆GinGaOoo.. @銀河φ ★[sage] 投稿日:2011/04/19(火) 16:06:40.38 ID:???0
(>>1の続き)

 《自分は誰かとつながりたい。人間に対する優しい感情を失いたくない》

 現実の色川は様々な人に囲まれていた。
しかし作中では、神社で一人、寂しさをたたえてベンチに座る「先生」も描いた。
文学者として向き合い、見つけた本質だった。

 色川が抱える「業」も見つめた。
ギャンブルの旅に同行するなかで、幻覚を見る発作や先端恐怖症に苦しむ姿を語っていく。
「業まで見ることが友情の深まりだと思った」。その結晶として、書き出しの文章が自然に生まれた。

 《その人が/眠(ね)むっているところを見かけたら/どうか やさしくしてほしい/その人は ボクらの大切な先生だから》

 「先生」に抱いた感情は、友情をこえた緊張感ある「敬愛」。その気持ちを表現した。

 色川は今も心の中に生き続けていると、伊集院は言う。死後1年、香港でよく似た姿に遭遇した。
キリストの復活のように心が動いた。作中でも「先生」との再会を描く。
「私にとってのメシア(救世主)だったと思います」(高津祐典)

■風に舞う曖昧模糊の魅力 寄稿・井上陽水

 初めてお会いしたのは30年以上前のことです。色川さんの魅力は分かりやすく説明できるものではなく、
明確でない、混沌(こんとん)とした魅力です。

 例えば色川さんはバランスという言葉をよく使っていました。全勝ばかり目指すと反動が来るもので、
相撲でいうと9勝6敗ぐらいを長く続けるのが大切なんだと。善悪もはっきりと割り切って見ていなくて、
犯罪者だから悪人だと決めつけられないように、人は善悪を兼ね備えているというバランスなんでしょうか。
バランスの意味は様々にありそうです。

 同席できた折々に曖昧模糊(あいまいもこ)の魅力を十分に堪能することになりました。
例えばタクシーで渋谷に行きたいのに「ひぶや」と言って寝てしまい、日比谷に着いてしまった。
それをも受け入れているように思えました。

 「色川さんはこんな人だ」と簡単に言うことができない、風に舞っているような感じです。
とても不思議な世界にいた人で、周囲にいた人の多くがとてもよく遊んでもらい、
多くの人が彼に好意を持っていたような気がします。

(了)


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48 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/04/19(火) 16:51:39.14 ID:akXxIjnn0
あ、色川武大と阿佐田哲也って同一人物だったのか?

なんかよく似てるイメージだけはあったんだが・・・


4 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/04/19(火) 16:15:42.20 ID:1/Di1XbY0
雀鬼の桜井とどっちが強いの?


104 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/04/19(火) 18:04:26.23 ID:gdwJ84yt0 [2/4]
>>4
阿佐田哲也は一番強かった時期で、関東9位の打ち手だったらしい
なんかそんな番付があったそうだ。もっともその当時の関東は弱い方とは阿佐田の弁


162 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/04/19(火) 20:54:06.92 ID:EgeuYDL2P [2/2]
>>104
麻雀でフルボッコされて雀荘の便所の窓から逃げたとか
桜井と違ってかなり人間味がある人だよな。9位ってのはなんか信憑性があるw
桜井はなまじ裏で20年無敗なんていっちゃうから一生疑われ続ける


9 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/04/19(火) 16:21:04.41 ID:bXapiqQJ0
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11 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/04/19(火) 16:21:35.99 ID:GBxoXfEW0
『麻雀放浪記』ぐらいは読んでおけ。
映画も魅力は半減するかもしれないがいい。



16 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/04/19(火) 16:23:03.61 ID:1hfHefvyO
Aクラス麻雀おすすめ


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17 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/04/19(火) 16:24:08.20 ID:8RKzlxpF0
この人の芸人評や相撲評がすごく好きだ


18 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/04/19(火) 16:24:15.92 ID:x+J3cu0HO [1/2]
阿佐田は手本引きの作品が面白い


20 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/04/19(火) 16:27:05.24 ID:n7CbuboAO [2/4]
本も面白いが映画も良い。
 
裏表人生録は俺のバイブル
ドサ健バクチ地獄は至高の暇つぶし


301 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/04/23(土) 17:19:12.04 ID:5h0J1DWz0
>>20
おれも裏表はバイブルだな。
いろいろ気づかされた。


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22 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/04/19(火) 16:27:29.44 ID:LGKw6ykcO
哲也ってこの人がモデルの麻雀漫画だっけか
だんだんグタグダになって終わった気がする
ドテ子だっけ?なんかビッチになってたし


36 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/04/19(火) 16:37:29.24 ID:il35/k+h0
ナルコレプシーだったろこの人


43 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/04/19(火) 16:44:54.55 ID:hJtD9dPl0
直木賞受賞後の麻雀で負けを賞金袋の中から払ったくだりなんざ
めちゃくちゃ痺れたが、いまだに共感してくれた人がいねーんだよなあ



61 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/04/19(火) 17:11:36.84 ID:X97rsTIy0
色川名義作で狂人日記以外のお薦め教えてくれ


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203 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/04/20(水) 17:54:22.89 ID:w/OVvuE5O
>>61 怪しい来客簿


怪しい来客簿 (文春文庫)怪しい来客簿 (文春文庫)
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97 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/04/19(火) 17:49:43.64 ID:NXCo0Ij40 [1/2]
狂人日記はほんと怪作だった
変なリアリティがある。

この人の人生の凄さが垣間見えた。


98 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/04/19(火) 17:57:35.14 ID:PtRwUaOd0
まーじゃんしんせんぐみ

>>97
というか、本人に取ってはリアリティのある話でしょ。
病気とクスリの作用だったとしても。


136 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/04/19(火) 19:00:26.29 ID:x2Pn6C47O [2/3]
色川名義だと「あちゃらかぱい」がオススメ
復刻盤が出てる


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82 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/04/19(火) 17:30:36.44 ID:4bamEeK9O
書斎で息を引き取ったらしいが死因が心臓破裂…って安静状態でそんな事があるのかって当時思ったわ。


207 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/04/20(水) 18:12:33.30 ID:WF7rj5Np0 [2/4]
>>82
最後、一関かどっか都落ちしてすぐ死んだんだっけ?
ストレス死かなぁ。


266 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/04/22(金) 10:39:47.46 ID:GLc8kEhT0 [1/2]
一関の話は、奥さんが書いた 「宿六 色川武大」色川孝子に
詳しかったと思う。

色川武大全集 ちくま書房も欲しかったけど買えなかった。
文庫になってて、読んだことが無いものは無いはず。

でも、今、残してるのは、うらおもて人生録/麻雀放浪記/ドサ健博打地獄の7冊だな。


宿六・色川武大 (文春文庫)


87 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/04/19(火) 17:33:50.08 ID:jef1F8SXO [2/3]
朝だ!!徹夜だ!!!で阿佐田哲也な


92 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/04/19(火) 17:38:08.54 ID:TPUesxJ3P
死んだら負けだ。負けたら裸になる。それが決まりだ


93 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/04/19(火) 17:38:45.28 ID:hDNBy/YF0 [2/3]
時代物も書いてたよね、別名義で。


94 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/04/19(火) 17:40:45.63 ID:gc6LHET00 [4/4]
>>93
お、それは知らなかった


114 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/04/19(火) 18:12:43.23 ID:gdwJ84yt0 [3/4]
>>93-94
ペンネームは井上志摩夫。数年前復刻した


井上志摩夫傑作時代小説集 (第1巻) (井上志摩夫傑作時代小説集 第 1巻)井上志摩夫傑作時代小説集 (第1巻) (井上志摩夫傑作時代小説集 第 1巻)
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95 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/04/19(火) 17:41:07.88 ID:bx0t0WpQ0 [1/3]
阿佐田の本全部読んだけど
もう18年前だからほとんど忘れてしまったな
当時でも書店に無い本多くて取り寄せしてた

一味唐辛子中毒の話はアホかと思ったな
あと東1局52本場は憶えてるわ


100 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/04/19(火) 18:00:27.64 ID:gdwJ84yt0 [1/4]
この人直木賞取った年に、収入が減った唯一の作家
賞取ったせいで阿佐田哲也での仕事が一時期できなかったから


101 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/04/19(火) 18:00:37.28 ID:t6fbun8fi [1/2]
直木賞取った時に「阿佐田くんに取らせて上げたかった」には痺れたな。


121 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/04/19(火) 18:21:34.94 ID:FTfqO6PtO
阿佐田哲也名義の作品と、色川武大名義の作品とで、
原稿の筆跡さえ全く違ってたらしいな
おれ阿佐田名義は全て読んだけど、色川名義はこれから初めて読む


147 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/04/19(火) 19:44:40.48 ID:jFLguwTyO [2/2]
一度、サイバラと組んで仕事してほしかった。
阿佐田哲也の恨ミシュラン、どばくち放浪記…胸熱


つうか、死語22年か。あと十年長生きしたら、
確実にコンビの仕事来てたよね。


175 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/04/19(火) 21:34:36.91 ID:ANQU9RrC0
テレビで、タモリが思い出話をしているのを聞いたことがある。
新宿を歩いてると、向こうから色川さんが来るのに気づいて
手を振って声をかけると、気づいた色川さんが「おお」と手を上げたとたん
ナルコレプシーでその場で眠り始めたという話。


190 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/04/20(水) 02:26:09.54 ID:uTL5yeAoO
ある編集者。色川氏と卓を囲む。
色川氏、その晩はバカづきで一人勝ち状態に。編集者が冗談交じりに「色川さん、イカサマしてるんじゃないの?」 その言葉に雀聖、憮然として「素人さん相手にそんな事はしませんよ。」
次局、編集者が配牌後に自分の手を見てギクリ。思わず色川氏を見ると、雀聖曰く「イカサマってのは、そうやるもんですよ。」編集者の手牌は大三元テンパイだったという。


209 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/04/20(水) 19:11:39.09 ID:UDqVHyjCO [1/2]
麻雀知らないと楽しめないかな?


210 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/04/20(水) 19:40:03.85 ID:ptx4v5Hn0
>>209
色川名義の作品は麻雀のルールを知ってる必要無いから、
「怪しい来客簿」なんかはいいんじゃないかな。

俺は麻雀出来るし、この人の小説はどの名義でもつまらなかったことがないから
むしろ適切なアドバイスが出来ない気はするが、短編集の「ギャンブル党狼派」に入ってる
「耳の家みみ子」のような全く知らないギャンブルをやってる阿佐田作品も面白いよ。
これは上の方でも出てる「ズボンで着陸」も入ってるし、とっつきやすいと思う。

ギャンブルといっても殺伐とした小説じゃなくて、ユーモラスでしみじみとしてるしね。


229 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2011/04/21(木) 02:38:35.25 ID:GxQ+h1gT0
・歌えば天国ジャズソング
・懐かしい芸人たち
・寄席放浪記
・無芸大食大睡眠
こういったエッセイが好きなんだが、
ここではあまり人気がないようだな。


102 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/04/19(火) 18:02:00.29 ID:FUCYxFBY0
色川大吉かと思った。


116 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2011/04/19(火) 18:15:00.13 ID:gdwJ84yt0 [4/4]
>>102
おれ寺内大吉と色川大吉と色川武大が時々ごちゃ混ぜになるw






元スレURL:http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1303196781/
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[ 2011/05/24 19:30 ] その他文学 | TB(0) | CM(0)
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