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リビアヤマネコ(やわらか銀行)[] 投稿日:2013/04/28(日) 14:51:45.32 ID:JX+HmK590 ?PLT(12001) ポイント特典
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ドイツでは今、ヒトラーやナチスといった言わば自国の「闇の歴史」に対する国民の関心が高まっている。
権力を掌握するに至ったナチスの歴史を扱った展示会には数万人が足を運び、
第三帝国をテーマにしたテレビドラマには数百万人の視聴者がつく。
ヒトラーが現代のベルリンに現れるという小説は、一夜にしてベストセラーとなる人気ぶりだ。
ドイツでは今年、ナチスに関する歴史の節目を迎えるため、これまで以上に自国の歴史に興味を持つ人が多くなっているようだ。
あの時代に祖父母が何を経験したのか、海外で平和活動に従事する今日のドイツ人にとって
ナチスの負の遺産がいかに障害となっているか、ギリシャやスペインの失業者がなぜメルケル首相を
「新たなヒトラー」と揶揄(やゆ)するのかなど、テレビや新聞、ネット上でもナチスに関する話題は尽きない。
ヒトラーのイデオロギーに感化されて人種差別的な連続殺人事件を起こした女の裁判が来月始まることも、
現代社会にもナチスの脅威が存在することをまざまざと感じさせることになるだろう。
今年1月と5月はヒトラーの総統就任とナチスの思想に合わないとされた書物が焼き払われた焚書から
それぞれ80年、11月はユダヤ人の住宅や商店が襲撃された「水晶の夜事件」から75年に当たる。
こうした節目がある種の切迫感を持って迎えられるのは、戦争を生きた世代が少なくなってきているということを実感しているからだ。
この世代の人たちがいなくなれば、歴史に興味を持つ若者は、生き証人たちから話を聞く以外の手段を探さなければならなくなる。
「悪魔は抽象的な歴史の闇から何度でもよみがえる」。ナチス時代について書かれた記事の中で、シュピーゲル誌はこう記している。
フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙は、戦時中の若き5人のドイツ人を描いたテレビドラマ
「Unsere Muetter, unsere Vaeter(われらの母、われらの父)」を製作したニコ・ホフマン氏のインタビューを掲載。
「それが終わることはない」と見出しを付けた。3月に放送されたドラマは700万人が視聴した。
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE93R00S20130428