127 名前:
名無しは無慈悲な夜の女王[sage] 投稿日:2011/04/25(月) 23:08:24.64
星新一がSF作家協会の面々と共に原発を見学に行ったときの話が、何か印象深い
SF作家だからたぶん科学にウルサイ先生方だろうと思ったのか、原発側では優秀な案内役を用意していたようだが、原発に着いてさっそく星新一が言ったことは
「『はらこつとむ』さんはいらっしゃいますか?」
案内役がグダグダのやりとりをしたあと「では、どこからお見せしましょうか」と聞くと
「原子というものを見せてください。この目で見ないことにはどうにも信用できない」
ここで我慢できずにSF作家たちは爆笑。
その後、案内役を放っておいて「原子は海でとれるか山でとれるか」という議論をおっぱじめてしまった。
小松左京によると、このことで以降SF作家は原子力関係から信用を失ったそうだ。129 名前:
名無しは無慈悲な夜の女王[sage] 投稿日:2011/04/26(火) 06:15:40.27
>>127
SF作家教会じゃなくてSF作家クラブ。
周りがイケイケドンドンだった高度経済成長時代なら
反骨精神にあふれた楽しいエピソードだったんだろうけど、
今見ると社会常識が…って気分になる
当時は原発の担当者も原子の火の希望に燃えてたんだろうから、
こうやって馬鹿にされることでかたくなになっていった可能性はないのかな
131 名前:
名無しは無慈悲な夜の女王[] 投稿日:2011/04/26(火) 10:29:25.74
SF作家クラブの旅行は、ただの親睦でなく、
SFの創作に役立つ科学知識の学習という意図が福島正実にはあったらしいけど、
筒井康隆は放射線を遮蔽するレンガを手に取って被曝してから売れ出すし、
豊田有恒は後に原発にはまって、原発関係団体の理事にまでなっちゃうし、
福島の意図を超えたいろんな影響を残したな。
元スレURL:http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/sf/1302524281/
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他所でも言ってるのかもしれんが…